【てやんでぇ】浅倉透を読んだ

かみぐも
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4コマ漫画とかタイトルから落語やることは知ってたけど、3話ともガッツリ落語の話でしたね。聞いたことあるような気がしたけど調べないと分からなかったや。

この落語3つを選んだ理由ってあるのかなぁって考えたり。どうやって選んだんだろう? 落語って有名な話から選ぶにも数が多いから、何かしら理由が必要そうかなって思うんだけど。

『時そば』は有名ですね。サゲも浅倉にピッタリ。何でピッタリなんだ。

さくらんぼの話は『頭山』とか『さくらんぼ』とか言うらしい。浅倉だったらすごく平和な話になりそうだなぁって思ったり。最後の話のオチまで含めて浅倉っぽくないけど、まわるものっぽくはあるのかなぁと思ったり。

出来心の話は『出来心』って言うらしい。最後に「出来心です」って言った人、浅倉の説明で泥棒が言ったのかなって思ったら家の人だったらしい。様々なものが端折られてたけど浅倉らしかったですね。心ができるってところに注目するのが浅倉らしいですね。私にはずれてるように感じちゃうけど、着眼点がすごく良い。でも最後のMCで幼馴染たちは(あの話か……?)ってなったんだろうなぁ。

なんとなく読んでて、1周回る話が選ばれてるのかなぁ? と思ったりしました。時間のこととか、植物の栄養になるのとか、頭の池に身を投げたとか、泥棒じゃなくて家の人が「出来心です」って言ったりとか、なんとなく浅倉のテーマに在りそうな、そんな印象を持ったりしました。気のせいかも。

浅倉がサゲをやりそうって話と、浅倉は違うことを考えるだろうなって話(たぶん浅倉は桜の木と暮らすだろう)と、話の違いところが気になるだろうなって話、いつもは別々に描かれるのが一個にまとめられててお得セットでしたね。

余談

キリッとしてる小糸ちゃん可愛いし、騙されてるし、雛菜が騙す人やってるしで、おそらく浅倉の夢なんだろうけどキャスティングが良かったですね。プロフィールにも書いてあるけど、残念ながら現実の小糸ちゃんは騙されてくれないのだ……。

おわり