友人の勧めで『うるう』って作品を見ました。舞台? 演劇作品で、出演者は主役の人とチェロの演奏家のみ。BGMやSEをチェロが担当するというのが斬新で感動した! だって、罠にかかった時の音もチェロだから何と綺麗なことか! 舞台の上で主役の呼吸に合わせて音が奏でられるのもとても美しかったですね。
主人公の”よいち”のトークが面白いのなんの。トークのテンポ感とか、話の内容もそうだし、脚本もよかった。演出も良かった。
演出がすごくよかった。プロジェクションマッピングって言うの? 壁に演出するの、あれやりたい!!! ライトが綺麗だし、映像が切り替えやすいし(かな?)、色々遊べそうだなって思ってワクワクした。
あと話がよかった。閏年生まれの2人が、ただ性格や運の良さ悪さが正反対なだけかと思ってたら、実はよいちは4年に一度しか年を取らないなんて。いや、なんとなく4年に一度しか年取らないとかありそうだな~って思って見てたから(カメラのあたりで年齢と合わないなって思ったので)、まあだろうなぁって思ってたんだけど、それが親の研究の結果だったり、今まで生きてきた過程の苦しさ、あと国勢調査って時代背景まで織り交ぜてくるんだから面白い!これは一本取られた!
トークが面白いしギャグなのかなって思ったらすごくシリアスな話になって、話に引き込まれているからどんどんのめり込んで、最後のシーンで少し泣いてしまった。
好い作品だったけど、今年閏年なら29日に見ればよかったなって気持ちだけが残っている……。
おわり