資源は有限

※仕事の愚痴だよ

 

一個人が持つ時間や技術や知識や感情なんかも資源と考えると、もう少し遠慮してくれてもいいじゃないかと思うことがある。

職場の先輩がわりと資源を無駄にしがちな人で、たとえば取引先から支給されているちょっと特別な紙を余白たっぷりに使い捨てる。当初はそんなもんかとしばらく観察していたが、それにしたってひどい。見かねて、あなたが今使った3枚の余白を合わせたら1枚分に匹敵しますよとつつき始めたところで取引先からも「もうちょい丁寧に使えない?」とツッコミが入った。それ以降はさすがに少し使い方が変わったけれど、それでもまだ首を捻らざるを得ないところはある。

そんな人なので、他者の時間だとか手間だとか技術だとか、そういうものにもあまり頓着せず、けっこうかんたんに浪費する。朝イチで必要な資料のコピーを前日にやっておかないことがよくあって、朝から慌てて印刷して複合機を詰まらせたりしている。昨日の夕方カフェオレ飲みながら雑談してた時間でそれできたじゃん……と思いながら先輩がしれっと放りだした複合機を私が直す。放りだすな。そのうちしびれを切らした私が前日の夕方に勝手に印刷するようになり、先輩は資料の用意をサイレントに手放した。ここでは割愛するけれど、似たようなことはほかにもたくさんある。ひとつひとつは小さくとも塵も積もれば、である。

別に他者の資源を湯水の如く使うのはいいけど(※よくない)きみが困るよ、と思う。ひそかに異動願を出している私は来月あたりもうここにいないかもしれないし。

その先輩と一緒にやっている業務のマニュアルがなかったので、先日これまた勝手に作成した。見せたら絶賛、特に直す箇所もないという。まあ私は優秀なのでそういうこともあるかもしれないけれど、単にチェックしようという姿勢で見ていなくて、楽ができたことで機嫌がよくなっただけじゃないだろうか。

このマニュアルもさも自分が作ったかのような顔をして新入社員に見せるのかなあと思うとちょっと残念だけれど、それでもいい。お互いの資源に敬意を払える人たちと働けるところへはやく行きたい。

@kamiokafu
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