人と遊んだ後って無性に寂しくなる時がある。1人でいた時よりもずっと寂しい。
人と触れ合うことは慰めになる時もあれば、毒にもなる。たまにその毒に痺れて、頭が停止する。悪意がないとわかっていても、言われた言葉が引っかかって胸がチクチクすることもある。相手の表情の一瞬の強張りや顰めた眉が頭にこびりついて離れないこともある。
自分だってあらゆることを無意識にしているはずなのに、相手のちょっとしたことが気になってしょうがないんだ。面倒臭い奴だよ、本当。私といる時は私だけに集中すればいいけれど、誰かといる時はその人のことを考える。不快にさせてないかな。会ってよかったって思ってもらえるかな。そんな気持ちでいっぱいだ。
きっと人って究極的には1人でいたほうが寂しくない気がする。覚悟さえ決めることができれば、1人って悪いものじゃない。人と繋がり、一緒にいたいと願って、思いがかなわないほうが寂しくて悲しい。それは恋人でも友達でも、そう願った人だったら誰でも。
寂しいから早く家に帰りたい。私の猫が私を包むまで、私はほっとできない。自分の城で1人篭って、生きることの寂しさについて考えましょう。きりがない問いをただひたすらに考えましょう。