Rain World Saint初見プレイ気付きメモ(#1)

kana
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(※ネタバレを多く含みます。Rain Worldをプレイする予定がある人は見ない方が良いです)

前回まででDownpourで追加されたSlugcatsのうち4種でクリアした。今回は最後にアンロックされたSaintでゲームを始める。

ゲーム開始前

Saintは何年も前に作られた有志のmodが元になっている。そのmodのプレイ動画は見た事があるものの、記憶に残っているのは「常にGrappling Wormを持っているかのように動ける」という事だけ。それ以外に何があったかは覚えてないし、あったとしてもDownpourにそのまま踏襲されているとは思えないし、実質的に未知の存在。

名前にせよキャラ選択画面のイラストにせよ、カルマが重要そうな気配はひしひしとする。Artificerもカルマがテーマと言える話やメカニズムだったけど、SaintはArtificerとは違う形でカルマをテーマにしてそう。

後は同名のPassageがあるので、殺傷行為に何かしらペナルティがありそうかな。

オープニング

いきなり見たことある夢の絵で困惑。これはMonk/SurvivorでSubterraneanに入ってhibernateすると見る夢の絵と同じ。その後もascensionした時の絵の一つが表示されて、なんのこっちゃという感じ。ただ最後の絵は独自のもの(カルマ10のシンボル)だった。

スタート直後

その後、ゲームが始まったけど、先程の夢以上に困惑。スタート地点はSky Islandsの左端の方にある行き止まりの部屋だったけど、そこに雪が降っている。しかもRivuletの終盤で見たものとは比べ物にならない吹雪。

Rivuletの時はLooks to the Moonの最上部が雪だったけど、そこよりかなり遠いSky Islandsでこの吹雪ということは、全体的に気候が変わっている。Rivuletの時代よりも更に未来が舞台となっている事は分かったけど、一体どのくらい時間が経ったのか……

スタート地点の行き止まりの部屋は槍を壁に刺して足場を作りながら上へ登るしかない構成で、その為に槍も大量に配置されている。

が、槍を刺そうとしたら……刺せない。そもそも槍をまともに投げる事ができない(上図のように放物線を描く形で放り投げてしまう)。他の物なら普通に投げる事ができたので、武器を使う事ができないよう制限されているらしい。

普通の槍でこれなら、爆発槍と手榴弾も使えなさそう(未確認)。ガラクタを投げつけてスタンさせる事はできたので、それを利用して落下死させる事はできそうだけど、それによってペナルティが生じるかは不明。

このままだとどうしようもないのだけど、ジャンプ中にジャンプボタンを押せば舌をGrappling Wormのように伸ばすことができるので、これを駆使して登れとのことらしい。

ただ、この舌を伸ばす操作については全く説明が無かった。「ここまで辿り着いたプレイヤーならそのくらい試行錯誤して直ぐに気付くでしょ」ということかな。代わりに舌を伸ばして貼り付いている間の操作(上下で舌を伸縮)は教えてくれた。

更にはこういう吹雪の中に居るとそのうち凍死するらしい。Rivuletの時の雪は飾りだったけど、Saintの時代はそれと比べ物にならないくらい寒いと……

そのまま道なりに進んでいくとどんどん身体の色が青ざめていった。また、満腹度メーターの下に小さいドットのメーターが増えていた。この2つで凍死までの残り時間を表しているらしい。

また、普通ならカルマシンボルの周りにサイクルの残り時間を示すドットがあるのだけど、それが無くなっている。この状態だといつもの雨が降ることはないが、代わりに吹雪をどう耐え凌ぐかが問題になるということらしい。

後のサイクルで判明したが、この吹雪はいつもの雨の代わりだった。サイクル開始直後は晴れているが一定時間経過で吹雪になる。いつもの雨と違って絶対的な締切は無く、工夫次第で長時間活動できそう。

Lanternみたいに暖かい物の近くなら寒さを多少は凌げるとのこと。この後に試した感じだと、こういう吹雪の中だと凍え切るまでの時間がそれなりに緩やかになるだけで、寒さを完全に耐えることはできなかった。一方で吹雪の届かない屋内なら徐々に体温が戻っていく事を確認できた。

Sky Islands

チュートリアル終了後の位置がEchoの近くだったので早速会いに行ったところ、何と話が聞けた。つまりMark of Communicationを最初から持っている。

一体誰から貰ったんだろう? この時代だとFPもLttMもMarkを与えることはできないだろうから、最初から持っていないと色々と不都合というメタな事情はあるにせよ、作品世界的には何かしら筋の通る理由はあるはず。

Echoの話は以下の通り:

Another presence attempts to commune with mine.

Have I perceived your voice before? I have existed long enough to overhear them all.

Those who have been, and those who have yet to be.

Each serving as a wave propagating throughout the annals of history.

Listened as I have for many eons, 'tis true, some of those swells cannot help but mirror back.

Sky IslandsのEchoにはこれまで殆ど会った事が無いのだけど、この内容だとどうもSaint用に個別の話が用意されているのか……?

その後でおかしなことに気付いた。Saintのカルマの最大値は2からスタートだった。Sky IslandsのEchoにあって漸く3になった。

普通ならEchoに会う条件は「出現場所に一度立ち寄る」→「その後のサイクルを特定の値以上のカルマで開始して出現場所を再訪する」という流れだけど、この感じだと無条件で会えそう。

Artificerでカルマが上限5未満の場合、最大値かつKarma Flowerで補強した状態で再訪のサイクルを始める必要があったけど、そういう厳しさはSaintには無いらしい。

Sky Islandsから出るゲートは全部カルマ3以上が必要なので、このEchoに会わないとどうしようもなかった。なのでこのカルマの仕組みには必ず気付くようにできている。

他に気付いた事としてはリージョン名が変わっていた。例えばSky IslandsはWindswept Spiresになっていた。ざっと見て回った感じだと特にマップの変化は無かったので、時代経過を表す雰囲気付け程度の意味しか無さそう。

槍が使えないので当然肉を食べる事はできない。でもBatflyなら食べられるだろうと試したら、食べられたけど反応が違った。満腹度は何も得られない上に、顔が「×_×」になって短時間だがスタンする。他の動物や昆虫については試してないけど、恐らく同じ結果になりそう。

つまり植物のみで食い繋ぐしかない。お手軽なBatflyが食料にならないとは……なかなか厳しい。

Chimney Canopy

取り敢えずFive Pebblesの様子を真っ先に確認したいので、まずはChimney Canopyへ向かった。ここはリージョン名がSolitary Towersになっていたが、マップ構成はいつも通り。

不思議だったのはゲートの次の部屋へ出た直後に妙な音とフラッシュが起きたこと。Echoの出現場所に初めて訪れた時と似てたので、もしかすると会ってないEchoが居るリージョンならこれが起きるのかも。

CCのEcho出現場所に行ったら直ぐに会えた。なのでSaintの場合は普通と違って2回出現場所に行く必要が無いことが確定した。何ならカルマの値は関係無い可能性すらありそう。流れ的に多くのEchoに会わないといけなさそうだし、Echoに会う条件が緩くなっているならありがたい限り。

From my perch, I've overlooked this land for an eternity.

Watched as this vast expanse was blanketed into an endless tundra.

We remain trapped in place, and yet can never stop moving.

Funneled endlessly into an unknown future...

To what destination do these memories reach?

Echoの話は上記の通り。これもどうもSaint専用っぽい。いつもなら「Behold (なんとかかんとか)...」みたいな出だしだった気がする。まあどちらにしても役立つ内容ではないのだけど……

これでカルマ上限4になったのでThe Wall行きのゲートを通れるようになった。

という訳でいつものノリでThe Wallへ向か……えなかった。いつものギャップのある橋の向こう側が丸ごと消えている。つまりFPの巨大構造の崩壊が進んで、それがこういうところにまで影響したという事になる。

いつものルートが使えなくなった以上、どうしようもないので、FPは諦めてLttMへ会いに行くことにした。ここからIndustrial Complex → Garbage Wastesと進んでいけば後は流れで辿り着くはず。

Industrial Complex

Icy Monumentなるリージョン名に変わっていたが、或る程度見て回った感じだとマップ構成はいつも通りだった。マップを確認したら過去の周回で探索済みのものが表示されたので間違い無い。

マップを確認したら未探索の部分が右上辺りにあったので、そこへ行ったらゲートを見つけた。たまたま自分がここまで来た事が無かったというだけで、このゲート自体は前々から存在してそう。

背景の感じからすると恐らくShaded Citadel行きだろう。ただしここは要求カルマが5だったので引き返した。

Garbage Wastes

Glacial Wastelandなる名前になってた。マップの形状自体はMonk/Survivorの時期と同じっぽい。

DDLの巣の近くを見てみたけど特に何も無かった。FPの排水が進んでRotは綺麗さっぱり流されたのか、寒さには耐えられなかったのか……

排水と言えば水が澄んで見えたのも変化点か。普段ならもっと濁った色のはず。

Artificerのチュートリアルエリア近くのゲート = Shaded Citadel行きを通って手近なシェルターに入ったところで今回は一区切りにした。

次にやること

  • Shaded CitadelからThe LegとShorelineのどちらかに行く。どちらにするかは流れ次第

  • FPとLttMの両方に会う

  • 可能な限りEchoに会う

今のところゴールが何なのか不明なのだけど、これまでのSlugcatsの話を踏まえるとFPやLttMと直接的に関わる可能性は低そう。オープニングのカットシーンからすると素直にascensionを目指せば良さそうではある。

ただascensionする為にはカルマの上限を10まで上げる必要があり、上限2スタートのSaintだと単純計算で8体のEchoに会わないといけない。Vanillaの範囲で会えるEchoは6体なので、明らかに足りない。他のSlugcatならFPがカルマの上限を上げてくれたけど、Saintの時代だとFPは何もできないはずだし、LttMがカルマ関連の何かをしてくれるとは思えない。

となると、Vanillaには無い何処か(それも新リージョン)に追加のEchoが居て、それに会わないとascensionできないようになっている。新規のSlugcatsはどれも専用の新リージョンが用意されていたので、Saintにもあるだろうけど、一体何処から行けるのやら。

ところで、シェルターに入った後の休憩画面のSaintの絵は一体何なんだろう。Slugcatは多少賢くても普通の動物に過ぎないので、こんなおもしろポーズを取る事は無いと思うのだけど……

あと地味に気になるのはMarkの表示が一才無いこと。「言葉が理解できる = Mark of Communicationを持っている」なので、話を聞いている最中等でMarkが表示されるはずなのだけど、Saintだとそれが無い。これも何かしら意味があるのかな。

@kana1
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