30代最後の誕生日。朝7時に起きて朝食をとり、ゴミ出しをして、風呂掃除をする。身支度を整えて荷造りを完了させ、家を出るまでにこの一年やりたいこと、やめたいことを書き出す。新幹線に乗り、お祝いメッセージに返信をして、村上春樹訳編『バースデイ・ストーリーズ』を読む。郡山駅の車窓から見た景色は粉雪が舞っていて、雨女どころか雪女を発揮してしまったなあ、と1人呆れる。新幹線車内でMと合流して、仙台駅内のだし茶漬け店でランチ。ホテルのチェックインまで時間があったので、お土産の下見をして、パルコにあるポケモンセンターへ行った。私は姪たち、Mは3人の子どもたちにお土産を買う。
寒い、寒い、と言いながらホテルにチェックインして、荷物をおろしてライブ会場に向かう時間までゴロゴロする。今回のメインイベントは私たちが大好きなAJICOのライブ。誕生日当日にもう観れないと思っていた好きなアーティストのライブを観れて、もう聴けないと思っていた楽曲を聴けて感無量だった。UAの『悲しみジョニー』、ブランキー時代の『SWEET DAYS』をバンド編成で聴けるなんて夢みたいだった。私もMも割と落ち着いている方だけど、この2曲のイントロが流れた時は顔を見合わせた。ライブ会場を出ると吐く息が白くなる寒さ。寒い、寒いと言いながら予約していたワインビストロへ。前菜盛り合わせと牛肉、ワインにデザート。デザートを食べようか迷っていたけど、せっかくだし食べることにしたら、Mがバースデープレートをこっそり用意してくれていた。素直にうれしい。ホテルに帰ってきて、今シャワーを浴びたらかえって身体が冷えるかもしれない、と思い、ナイトウェアに着替えて23時過ぎに就寝。今年も良い誕生日になった。新しい一年もきっと良い年になるね。