フロストバイトロードレースだったが、雨なのでDNSして家のことをやる。塩角煮を仕込んでいる間に、ラジオを聴きながら作り置きと掃除、洗濯ができて自分自身にしかわからない達成感を得た。おそらく平山も同じような感情を味わっていたのではないだろうか。昼食を食べて、15時頃、本を読むために近所のカフェへ。ほぼ満席だったが、帰り支度をするお客さんがいてすぐに案内してもらえた。ここのお客さんは譲り合う気持ちがある人たちが多い。デカフェのカフェラテを片手に、読書会の課題図書を読む。小一時間ほど滞在し、帰宅して続きを読み、少し仮眠をとって夕飯の準備をする。午前中に作った塩角煮は年末とは逆で塩気が足りず、追加で塩胡椒をした。明日のカウンセラー業務の予習復習をする。お風呂に湯をためて入浴、寝る前に本を読んで就寝。
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PERFECT DAYSは好きなタイプの映画だった。情報過多で便利な今の時代に観たから良いのか、今の年齢や境遇で観たから良いのかはっきりしないが、おそらくどちらもだと思う。そして、こういう類の映画が世間的にも賞賛されることに、社会全体が疲弊しているようにも感じた。現代人の暮らしは複雑で、劇中で描かれていた規則正しい生活をするのは難しい。そして、どこにいても、誰かと繋がれる。個人差はあれど、そこまで孤独を感じる時間はないと思う。むしろ、誰かといる時にこそ、孤独を感じやすい気がする。
今は過去の積み重ね。未来は今の積み重ね。そんな当たり前のことを思う。
終盤にFeeling goodが流れて、そう来たかとつぶやきそうになった。まとまりすぎだ。
年末に罹患したコロナの療養期間と重ね合わせざるをえなかった。ある意味、規則正しい生活だったが、解熱すると退屈だった。老後の予行練習をしているかのようだった。生きていくうえで、誰かと感情を共有すること、刺激を受けるものに触れることを渇望していると気付かされた。それをもういい、と思う日は、この先来るのだろうか。あとで書き直すかもしれない。