キルリアン写真

kaneko_tamaki
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公開:2024/5/23

わたしたちは目に見えない何かの存在を信じたがる。それが霊であれ、オーラであれ、未知のエネルギーであれ。

人間の認知の外れを探求することは、わたしたちの義務ともいえる。そういった意味で、キルリアン写真の発明は重要な意味を持つ。

セミョーン・キルリアンとその妻ヴァレンティーナが1939年に発明したこの技術は、生物から発せられる高周波のコロナ放電を写真に記録するものだ。植物の葉を撮影すると、葉の周りに幻想的なオーラのようなものが写し出される。

これが生命エネルギー場だと主張する人もいる。だが科学的には、キルリアン効果は水分と電圧によって生じる自然現象に過ぎない。

人間は目に見えない何かの存在を希求し、しかして、そうした存在を「証明」しようとすれば、往々にして現実を歪めてしまう。

キルリアン写真には、人間の心が投影されているのかもしれない。可視化できない何かを可視化したい、理解できない何かを理解したいという欲求が。

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https://en.wikipedia.org/wiki/Semyon_Kirlian

@kaneko_tamaki
うそのお話を書きます。