若いうちになんでも経験せよ、とはいうけれど、その経験に多くの費用がかかるとわかっている場合、どうすべきなのだろうか。
余剰金や貯金、今後まとまったお金が入る予測があるのならばイケイケGOGOと言えるけれども、もし無い場合はどうすべきなのだろうか。
多くの人は「借金をしてまで経験することではない。借金をして経験したことは水物だから、嬉しくもなんともない。時間を置いて、よく考えて。そうしているうちにお金が貯まるし、それでもしたいことならすればいい」と言う人もいるだろう。
他方、「地獄に金は持っていけない。借金だってそう。いつ死ぬかわからないのに、なにを躊躇うのか。水物の経験だって経験。それにお金はあとから付いてくる」と言う人もいるだろう。
わからない。これが。どちらの言い分もわかる。目の前にぶら下がった経験の好機を逃したくはない。だが、その経験は身にあまるものなのだ。しかし、この時を逃せばしばらくは手に入ることは無いように思う。それは思い込みなのか?
時間の猶予はないことも焦る要因だ。悩む悩む悩む!
そのお金があればしばらくは贅沢ができるだろう。欲しかったものも買える。身なりも綺麗になるだろう。
だが、その贅沢も、結局は人生の一部でしかない。大きな贅沢も人生の一部だが、その贅沢が灯火となって人生を豊かにしてくれるような気もするのだ。
わからない。この贅沢が、身に余るのか、回収できるのか、それよりももっと大事なものがあるのではないか、今は無いけれども、今の贅沢を上回るくらいやりたいことができるのではないか。
わからない。わからない。わからない。
悩む
悩む
悩む……