退院後2回目の定期検査に行ってきました。今回の診察も前回と変わらず、腹部エコーと問診です。
腹部エコーの時は子宮の様子と残りの右卵巣を診るわけですが、せんせいが「右卵巣じゃっかん腫れてるねぇ〜」って言うもんだから、「そっちもかよ〜!勘弁してくれっ!」って泣きそうになったんですが、手術後久々にきた生理とかの影響で腫れてるんだろうから、とりあえず問題ないよ〜とのことで、ひと安心です。ほかも、いまのところ問題なさそうでした。
問題だった左卵巣を摘出したからといってすべて終わった!とはまだならなくて。子宮内膜症(チョコレート嚢胞)は再発もしやすい病気というのもあり、再発防止のため服薬はしばらく続けて経過観察をするために定期的に通院をすることになっております。通院自体は1〜2ヶ月に1回という感じです。
せんせいと話してるさいちゅうに、服薬はいつまで続くんだろうか…とかぼんやり考えていたんですが、「お薬、とりあえず3ヶ月分までは出せるけどどうする?(にっこり)」ときかれて、なるほど…3ヶ月後も余裕で服薬してるってことね、OK!ってなりました(笑)
とりあえず2ヶ月分にしてもらい(3ヶ月分の薬代の支払いを考えるとちょっとな…と躊躇してしまった)次回診察は3月です。春の季節を感じつつも、まだ寒い時期ですね…。
次回は腹部エコーと、腫瘍マーカーの検査になります。腫瘍マーカーの検査は3ヶ月とか半年に1回は定期的にやっていくときいていたので、納得はしてますが、ちょっと気持ちがそわそわしちゃいます。
ちなみに、腹部エコーは、お腹の上から機械をあててお腹のなかを診る検査です。わたしは救急で運ばれた時に下からの経膣エコーを相当痛がって喚き散らしたので(笑)察してくださったのか、それ以降は経膣エコーも内診もなく、腹部エコーのみです。内診や経膣エコーは、痛い人はどうしたって痛いので、我慢する必要はまったくなく、ちゃんとせんせいに痛いことを知らせたほうが良いです。配慮してくれます。わたしは、最初の経膣エコーで「2度と嫌です!」って泣きながら言いました(笑)。でも、まぁ、どうしてもやらなきゃならない時もあるならば、その時はわがまま言わずに、必要な検査ならば…と覚悟を決めますけども。
経膣エコーと内診は「絶対に、毎回しなきゃならない検査」ではないんじゃないか、というのがわたしの見解です。(※個人的見解を多分に含んでおります。医学的な知識はなにもありませんので違ってたら申し訳ない。)内診とかは行くと毎回あるって話をきくと、ほんとに必要っすか?って正直思います。(経膣エコーがいちばん感度よく悪いところを見つけられるらしいというのは理解してますが)なので、出産やその他諸々の経験値によっても痛みの度合いは個人差ありますので、痛い時は我慢せずにちゃんとせんせいに言ってみてね。これからはじめて婦人科受診するかたの不安な気持ち、すごいよくわかるので、少しでも気持ちが楽になったらいいな。
あと腫瘍マーカーの検査。これは血液検査です。血液採取して、簡単に言えば癌になる要素が含まれているかどうか調べるものですね。まぁ、病気のカテゴリーとしてそっち枠になるんだろうからこの検査は仕方ないんだけど、「大丈夫」ってせんせいに言われていても、やっぱりうっすら不安にはなります。
思えば、3月でちょうど丸1年です。救急で担ぎ込まれたのが去年の3月末だったので。1年あっという間で、この1年は毎日自分の身体と向き合ってきたな、と。人生でいちばん自分の身体を考えた1年でした。子宮内膜症なんてたくさんの女性が経験してるものだけど、つらかったとか痛かったとか哀しかったとかいう声はあまりきかなくて。みんな、心にしまって静かに過ごしてるんだろうな…って思うと、なんか…やるせないというか。いや、「つらい!」ってマイナスなことを大きな声でいうのは、良くないのかもしれない、不幸を撒き散らしてるようで、若しくは、知られたくない人もいるかもしれないし、同情や気遣いが煩わし人もいるかも。
でも、わたしみたいに、痛い!つらい!こんなことがあった!ひどい!でもみんな優しい!ってクソデカ声で騒いでる人間がひとりでもいると、誰にも相談できない人や、不安で仕方ない人が、少しは気持ち軽くなるんじゃないか?って思ってます。わたしが実際そうだったから。自分と同じような人いないかなってネットで体験談を検索してもあまりピンとこなくて、いつも少し不安で。自分と同じような状況の誰かの弱音や本心や日常を知りたいのに、自分の知りたいことを語ってくれてる人があまりいない…。っていつももやもやしてた。
なので、今度はわたしが、誰かの知りたいことをちゃんと声に出して喚いてる人…になれていたらいいなって思います。
わたしの場合は、SNSでのふぉろわーのみなさんが大変優しく声をかけてくださって、毎日励ましてもらいましたし、不安なことを呟くと誰かしら返事をしてくれて安心させてくれていたので、ふぉろわーのみなさんには感謝しかないです。優しいです、みんな。大好き。
ここでしずかに日記を書いて日々喚いていることで、わたしも誰かの助けになっていたら、それだけで幸せです。この病気になった意味が、そこにあるとすら思います。
たまにポツッと呟くことあるんですが、病気になって良かったとも卵巣取って良かったとも思っちゃいないですが、良かったなんて思わない、病気なんてならないのがいちばんに決まってるんですが、こうなってしまったことであらためて他人の優しさってすごいなって実感したし、優しくしてもらった分を必ず誰かに返していきたいなって思う毎日なので、人からいただく「気遣いや優しさ」っていうカタチのない「想い」でなんぼでも人間は救われるんだって身を持って知れたのは、素晴らしい経験だったと、声高らかに言えます。いっぱい優しくしてもらったし、わたしもいっぱいありがとうと感謝したし、良くない出来事のなかで気持ちだけはいつもあったかかったです。病気にならんと経験出来なかった現象です。
ので、良いわけないけど、悪いことばかりでもなかった。です。みんなのおかげです。さんきゅーです。
まぁ、ね。年齢も年齢なのでね、婦人科のほうだけじゃなく、あちこち衰えてきておりますので、10代の頃のような、空でも飛べるんじゃないか?ってほどの身軽さも全能感もなく、日々粛々と静かに生きているだけで精一杯のわたしですが、ぼちぼち健やかにのんびりと、やってゆきます。
毎日いろんなしんどいことと向き合って頑張ってるみなさんも、気持ち健やかに、明日にほんのちょっとの夢を見て、本日もあたたかくしてご就寝ください。
ちなみにの、ちなみに。1ヶ月置きの通院で毎回初診料取られながら診察や検査をした1回分の医療費よりも、2ヶ月分のお薬代のほうが高額なの、なんか笑っちゃったよね。ジェネリックほんとありがとう。日進月歩。