さいきんは、ホラー小説ばかり読んでますね。職場の同僚から芦花公園の「極楽に至る忌門」をかりたんですが、読んでるさいちゅうはそんなでもなかったのに読了後じわじわと芦花公園作品に興味わいてしまって。デビュー作の「ほねがらみ」読んだらめちゃくちゃハマってですね。そこから、芦花公園作品も読み漁ってますが、今まで気になってたホラー小説をここぞとばかりに貪り読んでます。(現在進行形)
加門七海先生はもう大御所大先生なのでいつか読まなくてはと思っていたので「祝山」やっと読みまして、良かったです。最近流行りのモキュメンタリーホラーでした。最近の流行りをすでにやり尽くしているのが加門七海と小野不由美なのかというくらい「さすがです!」な読後でした。モキュメンタリーホラーの最高峰は小野不由美の「残穢」です。(個人的見解です。)
芦沢央の「火のないところに煙は」もモキュメンタリーホラーで、わたし的にかなり好きな感じでした。
最近のホラー小説界隈で人気の背筋さんの2作も読みました。おもしろかったです。背筋さん、芦花公園さんあたりは今まさに大人気大注目のおふたりなだけあって、うまいなぁと思います。芦花公園さんホラー展開に普通にBLぶち込んでくるので最初すごい戸惑いましたが、芸風だと思えばそれもおもろいです。(ちなみにわたしはBL系レーベルじゃない普通のとこから出てる小説読んでいていきなり「BLノリ」の展開入ってこられると若干萎えます。その点、木原音瀬はそれすら飛び越えて地位を確立している奇跡の人だと思ってます。と、唐突な木原音瀬褒め。)
今読み始めているのは堀井拓馬の「わたしを呪ったアレ殺し」です。お名前を認識しないまま堀井さんの「なまづま」は昔読んでいたようで、やっぱり好きな感じの作品は無意識に繋がるのね〜と、感心してしまった。因習村系なのかな?因習村ホラーも最近の流行りよね。最近話題のやつ読むとだいたいモキュメンタリーか因習村ホラーな気がする。なんだっけこないだ読んだやつ、矢樹純の「撮ってはいけない家」だっけかな、あれもよかったです、救いのない感じが。ラスト上手かった。
ホラー小説からしか得られない何かがあります(笑)
あとですね、スケッチブックをいろいろ買いまして。少し絵のリハビリでもしようかなぁと。先日、東村アキコ先生の「かくかくしかじか」を読んだんですが、そこで「絵を描く人間は、絵を描くためにうまれてきたのだから、下手でも描くしかないんだ。」みたいなこと言われていて、なんか、そっかぁ…描くしかないのかぁ…というか、とにかく一生描いていていいんだ…理由はなくとも、求められていなくても、描きたいって気持ちだけでじゅうぶんなんだなぁって、救われたような気持ちになりまして。描くかぁー。ってなってます。楽しく描いていきたいです。ゆるゆると。
かなりの低血圧だったわたしですが、飲んでる薬のせいかと思うのですがさいきん血圧が高くなってきて、先日病院に行ったときにせんせいに相談してみたら、お家でもはかってみてください。と言われ、人生ではじめて血圧計を買いました。手首にまくやつです。歳をおうごとに自分の健康は自分で管理していかなければいけなくなってくるのだな…としみじみ思う鹿野でした。