入院すると決まったら。もしくは、病気の治療が始まり定期的に通院することになったら。
わたしは自分の病気の治療と、手術入院が決まったときに、まず心配したのが、自分の身体のことよりもお金のことでした。
そんな稼ぎも貯金もない人生ですので、医療費を考えたら頭のなかがスッと冷えていきました。
家族には金のことより自分の身体治すことがいちばんだろ、金なんかどうとでもなるから気にするなと言われました。ありがたい話です。ですが、できるだけ迷惑かけたくないですし、自分で払えるものはきちんと自分で払っていきたいです、自分の身体、自分の病気なので。
で、「窓口負担限度額認定証」です。
高額医療費になるであろうと予想される入院や手術、治療がはじまる際に、この申請をして認定証をもらっておくと、病院での医療費や処方箋薬局での薬代などの支払いが自分の収入に応じた支払える限度額を超えると、それ以上支払わなくていいように調整されます。言い方が難しい。伝わるだろうか。(ひと月の支払い限度額を超えると支払わなくていい、みたいな感じです。ふんわり説明ですみません)
もちろん、この申請をしなくても、高額医療費控除として、病院でめちゃくちゃ医療費かかってしまった時は上限超えた分はのちほど戻ってきます。ようは、申請を出して先に控除を受けながら通院や治療、入院手術をするのか、それとも申請はしないで高額医療費を請求されるまま払って、後程上限超えた分を返してもらうか、どっちか選べるので自分のお財布と相談してねってことですね。
ちなみに、わたしは2023年3月に病気発覚して、4月辺りには「手術は夏頃目指して治療して行きましょう」と主治医に言われ、5月初旬に職場経由で窓口負担限度額認定証を発行してもらう申請を出しました。職場にもよるだろうけど発行は1週間くらいでしてもらえて、申請したその月から適用されました。
手術するためにまず卵巣を摘出できる大きさまで小さくするため薬での治療が4月から開始していたのですが、5月からの薬代や検査費とかにも適用されていたと思うので、手術まで期間があり、通院治療をしながら手術に臨むかたは、手術が決まった時点ですぐにでも窓口負担限度額認定証を申請しておくとかなりお金の面で助けになると思います。
申請する前の3月4月の2ヶ月分の医療費も、検査に次ぐ検査で高額医療費になっていて、自動的に戻ってきたので、ご安心ください。
わたしがここまでお話したのは、職場で社会保険に加入している場合の話です。職場で社会保険加入している場合は申請は職場にお願いするとだいたい職場経由でやってくれると思います。
国民健康保険加入者のかたは、市役所などに「手術の予定があり窓口負担限度額認定証を発行してほしい」など問い合わせてみると担当課などに回してもらえると思うので、そこで相談、申請などできるかと。(国保のほうはちゃんと調べてないのでざっくりとしたお話になってしまい申し訳ない。)
病気治療、通院、入院手術…お金のことで頭悩ませてしまうかもですが、意外と大丈夫なもんです。収入底辺のわたしでもなんとかなったので、使える制度は上手に使って、無理なく、ストレスなく、自分の身体第一に治療してください。大丈夫ですから。わたしの経験が、少しでも、誰かの不安を解消できていたならさいわいです。
まずは、「窓口負担限度額認定証」覚えておいてください。