中野坂上の駅ナカに、ヴィ・ド・フランス(チェーン店のパン屋)があった。高校生だったわたしは、いつもその店でメロンパンを食べていた。
ときには授業をサボって、始業時間をとうに過ぎてもそこに居た。
当時は電車を3本乗り継いで学校に行っていた。中野坂上は2つ目の乗り換え駅。ちょうどエスケープしたくなる場所にヴィ・ド・フランスがあるのが悪い(責任転嫁!)
こんな感じだったのに、よく3年間通って卒業できたものだと我ながら驚く。
高校時代は部活にも所属せず、某ファストフード店でのアルバイトに精を出していた。高3の夏までアルバイトをしていたら、温厚な担任の先生に「お前、いい加減にしろよ」と怒られたっけ。
XX年の時を経て、わたしは今日神戸のヴィ・ド・フランスでメロンパンを食べた。パンはあたたかく、コーヒーはサイフォンで淹れたてだった。
変わらない味わい…だと思うんだけど変わってたらすみません。
食べるごとにあの頃をしみじみと思い出す。
ヴィ・ド・フランスのメロンパンはサクふわでおいしいので、見かけたらぜひ食べてみてほしい。