『Death Stranding 2 on the beach 』(DS2)の第二弾PVは、なんだか『ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q』(エヴァQ)に似た雰囲気をまとっている。いくつか類似点を挙げてみよう。
その1。フラジャイル率いる「跳ね橋部隊」とその飛行?戦艦である「DHV マゼラン号」は、ミサトさん率いる「WILLE」と戦艦「AAA ヴンダー」に相似している。かつての仲間であるフラジャイルが艦長として現れ、彼女の率いる艦に便乗することになるのだろうか。「あなたを騙していたわけじゃないの」というセリフが意味深ではあるが、シンジとミサトさんに比べて、サムとフラジャイルは友好的な関係を気付けているようでよかった。
さて、「DHV」が何の略なのかはわからない。Vはvehicleだろうか?Dはdeathかな。ところで「AAA」の方はAutonomous Assault Ark(自律強襲方舟)であるらしい。方舟、かっこいい。
その2。ヒッグス麾下の赤いロボット兵たちは、サムに攻撃される前は宙に吊り下げられていた。またエル・ファニングは、横になっていても歩いていても、吊り系と繋がっているようだった。これらはエヴァQ以降の戦艦およびエヴァのワイヤーによる操演と同質の雰囲気を感じる。文字のエフェクトもそうだ。前作DS1では文字の下に垂れさがる臍帯がついていたが、DS2では文字が上から吊られている。ファティ・アキン糸繰り人形もまた。
伸びる糸によって操られる様子は、上方に存在する「操演者」を暗示している。それは上位存在か、神か、はたまたプレイヤーなのか。意味深すぎる!
いくつか挙げようなどと書いたが二つしか思いつかなかった!パンジャンドラムでお馴染みのネビル・シュートの著作『渚にて(On the Beach)』から、渚カヲルに繋げるのは無理矢理過ぎるだろう。
エヴァQの雰囲気も、小島作品も好きなので、ますますDS2が楽しみである。