「共感という病」永井陽右

目次を見るだけでわかる。問題の切り取り方がたまらなく良い。

第1章 キモくて金のないおっさんは、なぜ共感されないのか

味方ではないと思った人に対して厳しすぎる日本人

人間だけじゃない。共感されない犬や猫もいる。

(略)

第2章 共感中毒がもたらす負の連鎖

胡散臭いとは感じつつ、至るところで求められる共感

共感は「殺人許可証」にもなりうる

「わかりやすさ」が社会を歪ませる

批判よりも偽善のほうがいいことだってある

(略)

こんな感じである。もうこの時点で、読むべき本であることがわかる。

著者はアフリカの紛争地帯で武装解除された元兵士たちを社会復帰させるプログラムに従事する日本のNPOを率いる若者のようだ。

フーシ派の拠点への米英軍の空爆が何も解決しないと嘆く彼のX上での投稿をみかけ、興味を持ってポチってみた。

まだ2割ほどを読み進めただけなので、追って感想を追記したい。

@kappamark
のちの自分のために、思考の断片を一旦メモしておく場所としてお借りしています。 外に向けて発表するために整えたりする前の素材段階のメモです。