2024/4/30

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07:30起床。早めに家を出てモーニングを、と思ったけど朝ごはん食べてしまった。

09:00家を出てコメダに向かうも満席で頓挫。乗り換えの駅のタリーズで時間を潰す。

「かきつばた」という花。良い名前すぎる。日本語っぽい。紫色だし。好きかも。調べたら在原業平がかきつばたのうたを詠んでいた。

「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」

(何度も着て身になじんだ)唐衣のように、(長年なれ親しんだ)妻が(都に)いるので、(その妻を残したまま)はるばる来てしまった旅(のわびしさ)を、しみじみと思うことです

頭文字で「かきつばた」

伊勢物語に登場する八橋(愛知県知立市)という場所が有名だそう。在原業平、恋多き男すぎる。一回きちんと読みたい。

「悪は存在しない」観てきた。終わった瞬間鳥肌が立った。誰の考察も聞きたくなくてすぐにイヤホンをつけた。気づいたらパンフレットを買ってた。多くは語られないけど、きちんと伝わることは伝わると同時に、ふわっと伝えることを目的にしている感じがした。あえてぼかした状態で理解させるみたいな。「悪は存在しない」か。タイトルを知らないまま見ても変わらないくらい良かったと思う。久々に痺れた。こういう作品に出会うために生きているんだな。

死んでしまったのか、死んでいないのか。どうして首を締めたのか。昼間の銃声で打たれたのがあの鹿だろう。巧は知っていたんだろうな。すべて。わかっていたから花を助けに行かなかった。それが自然の摂理だから。あれはその悔しさだったのか。娘に生きてほしいという願いだったのか。木で始まり木で終わった時はゾッとした。あのまま巧は花と一緒に命を断ったのかな。地面から木を見上げる景色が自分の記憶と重なった。

ドーナツ屋さんに行く途中、靖国神社があったので参拝。

坂を歩いていたら八百屋さん発見。280円でいちごを買った。やったー!にこにこ

ドーナツもり、想像よりも小さい店で楽しい。店員さんめちゃんこ優しかったすき。きちんと公園も見て、途中で見つけた喫茶店に入る。

おばあちゃんの家すぎる、最高だった。ミックスサンドとアイスコーヒーをいただいた。さっき買ったパンフレットを読んだり、このあとどうしようか考えたりした。

家に帰りドーナツを食べた。濱口竜介監督、村上春樹原作の「ドライブ・マイ・カー」観た。

「でもどれだけ理解し合っているはずの相手でも、どれだけ愛している相手でも、他人の心をそっくり覗き込むなんて無理です。自分が辛くなるだけです。」

「でもそれが自分自身の心なら、努力次第でしっかりと覗き込むことはできるはずです。結局のところ僕らがやらなくちゃいけないことは、自分の心と上手に正直に折り合いをつけていくことじゃないでしょうか。」

「本当に他人を見たいと思うなら、自分自身を深くまっすぐ見つめるしかないんです。」

今日観た2本、どっちも良かった。監督と相性がいいのかも。最高の1日になったね

@karashi
あの子をいつでも呼び出して、お茶をするの、2回