素敵な単語ランキング…栄えある1位は…
ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…ダン!
「素敵」に決定!!!!!!!!
というわけで、私の思う一番素敵な単語は「素敵」だと思ってるんですよね。
だって「素敵」ってすごくないですか?「可愛い」とか「良い」、「神」なんてものまで、現代はいろいろな褒め言葉があるんですよ?インターネットのオタクがいる場所なんか、もはや褒め言葉の植民地、公式やら二次創作やらのコメント欄で飛び交う「やばい」「最高」「良すぎ」という銃声のような言葉の数々。まさに時代は褒め言葉の植民地革命なわけなんですが、そこで「素敵」について考えてみましょう。
「素敵」を「素敵」という言葉なしに褒めるのは大変なんですが、なんか…着飾ってない。すごい。純粋で清々しいのにも関わらず褒めのパワーが高い。言われて嬉しい濃さがあるのに、体をスーッと通るような気持ちのいい単語。すごいです。口に出しても良い。「すてき」。響きが柔らかい気がするのに、やっぱり気持ちがいい。
待ってください。「素敵」ってなんだ、「敵」ってなんだ。この文章はここ(「素敵」を褒めるくだり)を着地点として終わらせる予定で書き始めたのに、500文字書いて気になってしまった。調べます。
Q0374 「素敵」という熟語には、どうして「敵」という漢字が使われているのですか?
すごい。2008年以前に同じ考えで質問した人が居たらしい。2008年て。仮ニックネームはまだひらがなが読めるかどうかくらいの年齢です。
A 「素」という漢字は、「素顔」「素手」「素材」のように「もとのままで、手を加えない」という意味で使われます。
なるほど。「もとのままで、手を加えない」だから「素人」「要素」といった言葉で使われるんですね。となると「素麺(そうめん)」が気になってくる。後で調べよう。というか、皆さんが調べておいてください。この記事は「素敵」についての話をしてるんで。
「すてき」は、江戸時代も後半になってから使われ始めたことばですが、その語源は、「すばらしい」の「す」に「的」がついたもの、という説が有力です。と言われてもピンと来ない人も多いでしょうが、江戸の終わりから明治にかけての時期には、泥棒のことを「泥的」、官僚のことを「官的」というような俗語があって、それと似たような用い方をされたものなのでしょう。
となると「すてき」とは「す的」なのであって、「素敵」は当て字だ、ということになります。(中略)つまり、「素敵」に「敵」が使われているのには、きちんとした理由は全くない、ということになるのです。
なるほど。現代の人が思いついたことを話すときに「○○説」と言ってしまうような言葉の流行りと同じで、「○的」と言うのが流行ってたのかもしれない。(この認識であってる?)そういう謎の流行り言葉で、「素晴らしい」を「素的」と言っていたみたいですね。すごい。あくまでも説、しかし本当だとしたら江戸自体の変な流行り言葉が現代の私に刺さってることになります。素敵だ。
そして、「敵」は当て字だったんですね。なんでだ。そんなことあるんだ。もしかしたら、「素適」だったかもしれないし、「素笛」だったかもしれないし、「素狄」(何この字)だったかもしれないってことですね。
でもどのステキも素敵です。というか、「すてき」って響きが良いから。字がなんだろうと素敵は素敵。すごい。ここまでで4回もすごいって言っちゃった。文字数も1500文字まで増えてます。素敵…
以上、素敵についての文章でした。特に深い感想とかもないです。素敵が素敵ですねって話をしたかっただけなので。
最後に、皆さんのための素敵なリンクを貼っておきますね。さようなら。