先日軽井沢に行き、ユカワタンというレストランのコース料理で人生で初めて鯉(コイ)を食べた。(シャインマスカットの下に鯉がいます)
なんでも、長野県では鯉を食べる文化があり、地元の有名スーパーTSURUYAにも鯉が売っていた。
そんな中、鯉は元来どこからやってきたのか、歴史的にどういうポジションの魚なのか気になって調べた。
原産地は中央アジア(カザフスタンあたり?)とされているが日本にも古来から在来種として存在しているらしい。また鯉を放して絶世の美女の関心を引き、その美女をものにしたという話から恋の読みの由来ともなっているらしい。
山西省、江西省の省境を流れる黄河の氾濫をくい止めた功績を認められた「う」は後に「夏」という国(この国は殷の前にできた国だから三千五百年以上も前の話)を建てたが、彼が治水した黄河の急タン(竜門)を遡った鯉が昇天し龍になったという伝説があるらしい。この伝説から後漢の終わりころ出世する関門を登竜門と呼ばれるようになったそう。
つまり、コイキングがギャラドス(龍)に進化するのも登竜門の伝説が由来になっていると思った。
ちなみに鯉は胆嚢の部分に5-αチブリノールとスルフェノールという成分が人体にとっては有害な毒なので調理する時は胆嚢を切ってはいけないらしい。もし入手できて捌く機会があったら注意しよう。
参考文献