外に出たら、スンスンと寒さが足元から登ってきた。こういう寒さと雲の多い日はうまくいかないことが多い。買い物に出かけたが、案の定というべきか夫と喧嘩した。相手が悪いことは確かなのだけど（約束の時間をすっぽかされた）、それでもこっちも振り上げた拳を収められず、延々と不機嫌を振り撒いてしまう。その内だんだんと悲しくなってきて、あの時のこんなこと、もっと前のこんなことあんなことを思い出しては、自己憐憫に陥ってあっという間に「私なんてこの世に存在してはいけないんじゃないか」というところにまで思考が到達してしまった。まあ、家に帰ってきて暖かい室内で暖かい飲み物を飲んだら、すべて解決したのだけれど。寒さと薄曇りと低気圧。こういう日は何をしているのが正解なのかなあ。