パネルディスカッションの司会進行は何回かやったことがあるけど、毎回ライブ感を楽しみつつも、それと同時に事前準備がすべてだとも思っている。
(あ、先に断っておくと、別に司会進行がめっちゃうまくできているという自覚があるわけではない。単に心がけていることを将来の自分用にメモしようかな、くらいのやつ。)
とくに場における自分の役割や位置づけを決めておくことが大事なのかなと思っている。
いくつか段階があって、
パネルディスカッションの場が設けられている会全体の流れを確認して、参加者層を想像しておく
運営からかけられた期待を確認または想像する
一緒に登壇する方のバックグラウンドを把握する
という情報収集の前工程と、
テーマに沿った文脈でどういう話に転ぶ可能性があるか?それに沿った詳細なインプットをする
という後工程がある。このインプットありきで…
事前テーマがある場合はどれが盛り上がりそう・話しやすそうか・参加者から期待されていそうかを選んで自分の中でいったんストーリーを考えておく
ほかのパネラーとの相互作用で、どういう話の膨らみ方がありえるかの幅を考えておく
というのを検討する。
ここらへんがあれば、自分の役割や位置づけを決めることができる。
たとえば現場寄りのトークが盛り上がることが予想されるのであれば、自分はまとめや整理をすることを司会進行しながら意識するし、学術っぽい話が増えそうなら自分は現場との話に結びつけられるように話せるネタを考えておく。
あとは、いかに脳内に情報をキャッシュさせておくかと、当日の心の余裕をつくることを大事にする。
なんかそんな感じ。
ちなみに今回だとパネラーの皆さんがスーパースターな感じがあったので、なるべく話の転換とまとめをうまくはさめるように…ということだけ意識していて、『オブザーバビリティ・エンジニアリング』と『入門 監視』の書いてある内容をがーっとあらためて事前に復習しておき脳内キャッシュをつくっておいたくらいしかやってない。
ゆるい会ではありながらも、三連休前の夜という貴重な時間をわざわざ勉強会に来てくださる皆さんにむけて今後の学びを深めるとっかかりとして書籍への案内をくっつけたつもり。
うまくできてたかは分からんけれども。
楽しかった。ありがとうございました。