2024年2月20日のQrzoneを聞いた。改名時期と中島さんの卒業が発表されてから最初の風磨くん回だった。
中島さんの件が決まるまでの流れについて、シンメとしての思い、ドームツアー前に発表しなかった理由、「卒業」と「脱退」の違い、これからへの思い。聞かせてくれるなら聞きたいと思っていたことをたくさん話してくれた。
1月8日以降、風磨くんは(風磨くんも)いろんな言葉を見てきたんだろう。風磨くんも言っていた通りネットニュースになったものあったしね。そうしたいろんなことを説明してもらった……という感覚がある。「思いを伝えてもらった」というよりは「説明してもらった」という感覚。それがいいのか悪いのかはわからない。「言わせてしまった」ということなのかもしれない。
そうだとしてもまず、いろんなことを話してくれてありがとうと言いたい。
たとえば、去年のドームツアーは中島さんの最後のライブとして作ってなかったという話。これは聞けてよかった。Sexy Zoneの最後のツアーとしてあの時間を楽しみ、Sexy Zoneという名前との別れを惜しむ時間として使ったことは間違ってなかったんだなと思えた。思えたというか、改めて確認した感じ。
自分は伝えてくれるものは過不足なく受け取りたいと思ってしまうオタクなので(そんなことは無理だけど)、込められた気持ちを知ることができたのは嬉しかった。作ったものを意図しない文脈で出さないという選択には作り手としてのプライドを感じましたよ。私はそう言うところが好きです。
そして「脱退」と「卒業」について、というか中島さんの件とマリちゃんの件の違いについて。
まずは揉めた・揉めてるというわけではないことを明言してくれてありがとう。いやまあ仮に揉めたとしても「揉めました」とは言わないと思うけどさ。10年後くらいに実は揉めたんだよねって話が出てくるかもしれないけどさ。でも今「円満だった」と信じるための材料をくれたことには感謝したい。
その上で、マリちゃんとケンティーのグループの出方に対する感覚の違いも「卒業」と「脱退」の違いも、分かるようで分からないと思った。そしてそれを分かりたいとも思った。
私は風磨担だけど「風磨くんの言葉全てに共感できる!風磨くんの言葉が一番スッと入ってくる!」というタイプではない。なんなら5人の中で一番わからない人・遠い人だと思っている。
だからこそ自分とは違う物の見方に触れられて面白いし、なるほどそんな考え方もあるのかと納得することもある。パッと理解できないことを言われてなんとかしてわかりたいと思う。そう思うほどに好きだから「担当」だと思っている。
「卒業」と「脱退」の違いも、正直スッと頭に入ってこないことの一つだった。
でもよく考えればそりゃそうだ。
自分には弟のように可愛いと思える存在は別にいないし、そんな彼が想像もつかない世界に旅立っていくという経験がない。
同様に「いわゆるシンメ」もいない。「一人の人間とかれこれ16年くらいずっといて」なんてこともない。曲がかかってパフォーマンスをすれば、あるいはイントロが流れれば今日の調子や機嫌がわかるなんてこともない。
しかも自分がわかるというだけでなく、きっと向こうもそうだと言える間柄なんて! サラッと言っていたけれど、中島さんへの信頼というかシンメとしてのある種の圧というか……とにかくふまけんのふまとしてのプライドを感じた。
私から見れば2人とも「好きなアイドル・好きな人」だけど、風磨くんにとっては「『思い入れが強い一番下』のメンバー」と「世界でたった一人のシンメ」はきっと全然違う。
風磨くんのそれぞれへの気持ちがわかるはずもない。よく他人の気持ちはわからないものだというけれど、シンメを見送るときの気持ちなんて最上級にわからない。
だからわからないままでいいし、無理にわかろうとしなくていいんだと思う。私の気持ちと風磨くんの気持ちは同じじゃなくてもいいし、無理に重ねるのも失礼な話だ。
そもそも「卒業」はソフトかつポジティブな表現で「脱退」はネガティブな表現だなんて誰が決めたのよっていうのもある。いずれにせよ悪いことをしてやめるわけじゃないのだから、そこでとやかくいうのは違う。
風磨くんがマリちゃんは「卒業」、ケンティーは「脱退」と表現するのは風磨くんの自由だ。そして私が両方を「卒業」と表現し続けるのも私の自由だ。
まあケンティーに関しては正直「卒業」も最適な表現だとは感じないんですけどね。「異動」とか「独立」とかそういうイメージ。独立っていうとややこしいからあれだけど。なので「ソロ活動に専念」というぽかぽかの説明はかなりしっくりきた。
私は私でケンティーを応援するし、風磨くんは風磨くんにしかできないやり方で中島さんを応援する。ただただそういう話。
マリちゃんの卒業のときに聡ちゃんが「理解してとは言わないけど伝わってほしい」と言っていたのを思い出す。今まさにその感じだ。風磨くんの気持ちや感覚は理解したくてもきっと理解できない。理解したいと思うことを烏滸がましくも感じる。でも風磨くんの気持ちが伝わりはした。だから伝えてくれてありがとう、と思っている。
そして風磨くんもどうかご自愛くださいね、とも思う。風磨くんも4人から見れば「他のメンバー」だし、ポプステコンで守り続けていかないとと話していた「この5人」の一人なんだよ〜!!!!!
何かあったらぐっと手を繋ぎます。マリちゃんの卒業のときに「俺らが倒れちゃったらさ、誰も付いて来れなくなっちゃうじゃん」と言っていたあの風磨くんが「ぐらっとくるときもあるかもしれない」と言うのだから、いつだって手を出せるように……なんだろう、何ができるんだろう。まずは健康でいます(?)。あと仕事頑張ります。お金貯めます。
って思ってたのにラストライブの配信は無料なんですって。お金取らなくていいんですか!? さすがにびっくりしたわ。
これを機にたくさんの人がSexy Zoneの姿を見てくれたらいいな。
アイドルの応援はアイドルと私のタイマンだと思っているので「売れてほしい」とか「みんなに見てほしい」とか他の人の存在を意識したことをあまり思わないのだけど、今回ばかりはたくさんの人の記憶に残ったらいいなと思ってしまいますね。
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▼泣いちゃうくらい思い入れが強い一番下のメンバーの話
▼「世界でたった一人のシンメ」の話