勝利くんの、テレナビのソロインタビューが印象に残っている。「puzzle」と「ワィワィHaワィ」について話した後の流れでこう答えていた。
--それがここまでやってきたSexy Zoneの集大成?
まあ…でも、そんなつもりもないですけどね。自分たちで最後って決めたわけでもないし、少なくとも不可抗力の部分は存在するので、集大成とは言いたくないです。
ここ最近のSexy Zoneは割と「自分たちで決めた」というふうに見せるタイプだと感じていたので、勝利くんがこう答えたのは正直意外だった。不可抗力の部分が存在したのか、そうかあ。
そんな勝利くんがRayでは改名についてこう話していた。
佐藤:新しいグルーブ名になることで、Sexy Zoneがこの5人っていう事実は一生変わらなくなる。
松島:そうだね。事実として残るもんね。
佐藤:だから名前が変わることは、僕はよかったことではあるのかなと思ってる。この春で全員がSexy Zoneから卒業する、これで永久に5人でSexy Zoneなんだっていうことが僕にとっては大きいかな。
不可抗力の部分があっても「名前が変わることは、僕はよかったことではあるのかなと思ってる」と言える勝利くんはすごい。そう思えるまでに整理したエネルギーがすごい。
そして本当に、本当にこの人は5人のSexy Zoneを愛してきたんだと思った。Sexy Zoneを家に喩えたときに「絶対売らない!」という話すところを読んで、ああセンターだなあと思った。Sexy Zoneを体に喩えるなら勝利くんはSexy Zoneの心臓だと思う。
こうやって勝利くんのSexy Zoneや「5人」への愛を感じるたびに、よくこの人はマリちゃんの卒業もケンティーの卒業も改名も引き受けてきたなと思う。
そんな人が今このタイミングでよく「モンスター・コールズ」のコナーをやっているなとも思う。逆にそれが勝利くんの何かの救いになっていたらいいなと、お節介にも思うのだけれど。
来週は2回、「モンスター・コールズ」を観に行く。作品を観に行くのであって勝利くんを観に行くわけではないし、あそこにいるのはコナーであって勝利くんではないし、勝利くんは勝利くんでいろんなものを整理してこれからも歩いていくと思うのだけれど、あの凄まじい物語が勝利くんの救いの一つになることを勝手に願ってしまう。