アイドルにパンツの色聞く人って同僚にも聞くのかな?
……という感想を抱く質問箱を見た。
たとえば職場や学校の人に「〇〇さんのことが実は好きなんです! パンツ何色ですか!?」と言ったら何かしらの相談窓口に向かわれてしまうと思う。対話には関係性というものがある。それを飛び越えてプライベート寄りのことを聞くのはズレている。
では相手がアイドルなら何を聞いてもいいかというとそうでもない。「好きなら何を言ってもいい」「ファンの質問なんだからなんでもいい」という免罪符はない。
同僚や友達に言えないことは言わない。「仲がいい友達にはこのくらい言うよ!」と言うことでも、別に相手は「仲がいい友達」ではないので言わない。自分はそういう線引きをしている。
それはアイドルに対してだけではない。何かに対して感想を述べるとき、その「何か」に自分の身の回りの人が含まれていたとしても同じ言い方になるか。そういうことを考える。
何を言うかにも、何を言わないかにも、どう言うかにも、その人らしさが出ると思うから。