オタク、うちわを作る

kawa
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ライブに行くのでうちわを作っている。

Sexy Zoneのライブに行くのは今年で3年目だが、うちわを作り出したのは今年から。去年の夏のツアー時点では担当も決まっていなかったので、2020年カウコンの5人のうちわを持っていればいいかなあと思っていた。

うちわを作っていなかった理由は他にもある。何を書いたらいいか分からないのである。

他の人がうちわに何を書くかはその人の自由だ。ただ自分はポリシーとしてアイドルに何かを要求するなんて……と思っているので、たとえうちわでも「ピースして」とかそういうことは書けない。「よく食べて」「健康でいて」すら躊躇う。どう生きるかはその人の自由である。

結局初めて作ったときは担当の名前を片面に、もう片面に「セクゾのライブが好き!」と書いた。ライブを見てSexy Zoneを好きになった身としてはぜひ伝えておきたいと思ってこれにした。

一緒に作っていた友人は上手く縁取りをして、切り抜けば完成するようにしていた。賢い。初心者の私にはそんな知恵はなかったのでひたすら切り抜いた。

セ ク ゾ の ラ イ ブ が 好 き ‼︎

カッターとハサミを駆使してなんとか切り抜き終わった後に待っていたのがレイアウトである。濁点はともかくソがえぐい。気を抜くとンになる。パライソの逆である。

そんなこんなで初めて作ったうちわはまあまあ不格好で時間もかかった。

それでもうちわのために費やした時間が愛おしかった。トロッコで真隣を通っていく自担が全くこっちを見ていなくても「あなたのファンがいるよ」という気持ちを込めて自作のうちわと紫のペンライトを握っていられてよかったと思った。

そしてここ最近、2回目のうちわ作りをしている。賢くなった私は切り抜き&貼り付け作業の効率化に成功した。縁を切り抜いて貼ればいいデザインにしたのある。

移動日2日前に出来上がるというこの余裕。いやそのスケジュールは余裕なのか……? まあ余裕ということにしておこう。

しかし2回目も順風満帆だったわけではない。

うちわの背景色選びを間違えたり(なんであんなに蛍光ピンクってダサくなるの?)、黒背景に変更するなら黒いものは縁取りしなきゃじゃ〜ん☆とバタバタしたり、A3で印刷したはずなのになぜか若干デカくて収まらなかったり、1回目のうちわからものを剥がして再利用しようとしたはノリだらけで使えず(そりゃそう)閉店間際の100均に走ったり。予期せぬ事態も多々あった。予期せぬ事態というか経験不足ゆえの考慮漏れである。

うちわ作りは奥深い。たかだか1回作っただけでスマートなうちわの作り手にはなれないらしい。

@kawa09231116
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