皆さん、2024年もお疲れさまでした!
「コロナ禍で失われたものを取り戻せるのか…?」と試行錯誤してきた一年が、ついに幕を閉じます。
そんな中、ITソリューション室(以下ITS)は、室員同士のレベルアップやコミュニティとしてのつながりを少しずつ回復させながら、いろいろな活動を行ってきました。
ここでは、室員のかわきんから皆さんに向けて「私たちが一年間、何をやったのか」「これからどこへ向かうのか」を振り返ります。どうぞ最後までお付き合いください!
1. コミュニティ基盤の再構築 — SlackからDiscordへ
どんな感じで移行したの?
「Slack3ヶ月で履歴見えなくなるし、コミュニケーションも活発じゃない。新しいツール使ってみない?」そんな軽いノリで始まり、気づけばDiscordサーバーが稼働。
メンバー管理を自作Botで行うなど情報管理ツールのフロントエンドとしても活用!
役員を中心にみんなのつぶやきに積極的にリアクション!
なにが変わった?
雑談チャンネルでフランクに話せる雰囲気が生まれ、新入室員でもすぐ馴染めるように。
「とりあえずDiscordで呼びかければ、誰かが応えてくれる!」そんな仲間感が強まったのは大きな進化でした。
2. 新入生向けタイピングソフトウェアの開発
今年の新プロジェクト
高橋先生からの依頼により、新たにタイピング練習用のソフトを開発。
とはいえ“技術そのものの新規性”よりも「大所帯でのチーム開発を経験する」ことがメイン目的。
15〜20人でわいわいチーム開発
3〜4グループに分かれてリーダーを立て、全体でソフトを作り上げるという組織的な開発体験。
「作るのちょい大変だったけど楽しかった!」なんて声、実は色んなところで聞きましたよ。
バグも改善点も盛り沢山
例のごとくレビュー不足もあり、バグや改善点は盛り沢山です...
自分も責任持って時間が取れるときに直してますが、引き続きよろしくです...
3. テクノフェスタでの華々しい活躍
今年のテクノフェスタは超盛り上がった!
浜松キャンパスで開催された静岡大学の一大イベント“テクノフェスタ”にて、ITSとしても数多くの展示(展示品一覧)を実施。
過去最大(かわきん比)の作品数が集まり、ワイワイできました!
静大LTとのコラボと配信
静大LTコミュニティとのコラボで“LT大会”を開催し、ディープな発表が盛りだくさん。
同時配信も行われ、「こういうの待ってた!」と大好評。
「次回こそ、自分もLTでバズりたい…!」そんな野望を抱いた人もいるかもしれません。
4. データ基盤の共通化がすごい
展示品閲覧サイトとNPMパッケージ
テクノフェスタを機に、出展作品を一括管理できる“展示品閲覧サイト”を制作。
裏ではNPMパッケージ化された共通データ基盤やPrismaスキーマを使うことで、複数のアプリが同じリポジトリレイヤーを利用可能に。
「同じデータを何度も設定しなくていいじゃん!」と感動の声が続出(のはず)。
Discord連携で管理が楽ちん
“ITS情報管理ボット”のおかげで、Discordから出展管理や作品情報の更新がサクサク可能。
今後アプリが増えても怖くない!という期待感が広がっています。
5. 室長からのメッセージ — 公共と共同の二軸を忘れずに
ここからは、2024年度のITS室長・かわきん(@sheissummer310)が伝えたいことです。
今年のITSは、室員同士のつながりやレベルアップを目指し、Discord導入やテクノフェスタでの大規模展示など様々な取り組みをしてきました。コロナ禍で薄れかけたコミュニティの一体感を少しずつ取り戻せたのは、皆さんの積極的な行動のおかげだと思います。
ITSの最終的なゴールは?
もっとパソコンの相談をしやすい環境を作ること。
学内での情報学への理解・知見向上において確固たるプレゼンスを発揮すること。
つまり「ITSの扉がいつでもオープンになっている」状態を目指しています。
技術コミュニティであり、公共のサービスでもある
ITSには技術的に強い人が多いので、周囲から「何かすごい」「近寄りがたい」と思われがち…。
一部の室員が“天狗”になっていないかちょっと心配、という声もちらほら。
でも忘れないでほしいのは、ITSは「静岡大学のIT困りごとを解決する学生委員」という公共的な使命が最も重要だということ。
「技術が好き」「成長したい」という気持ちも大切。でもその前提として“学内の誰かを助けるための組織”であることを再確認してほしいですね。
もっと開かれたITSを目指して
来年は「室員」と「それ以外」の垣根がもっと薄まっていくような活動を期待しています。
オープンな勉強会やLT大会など、「ITSじゃなくても気軽に来ていいよ!」という場を増やしたい。
実際、すでに何度か開催されたLT大会で「意外と敷居が低いかも」と感じた人もいるはず。この流れを加速させましょう。
まとめ:公共性+共同性でITSの扉を全開に
2024年のITSは、Discord導入によるコミュニティ再構築から始まり、新入生向けタイピングソフト開発、テクノフェスタでの大活躍、NPMパッケージ化によるデータ基盤整備など、さまざまな活動を行いました。
しかし同時に、「公共のための活動」と「技術コミュニティとしての共同性」の両立が大切だということを改めて感じる一年でもありました。
「室員だから偉い、権利がある」ではなく「室員だからこそ責任がある」。
そんな姿勢で、ITSがもっと身近な存在になれるようにしていきたいですね。
2025年も、ますますパワーアップしたITSが、学内のITをもっと面白く、便利にしてくれることを期待しています。
来年も思いっきりはじけていきましょう!
(執筆:2024年度ITS室長 河口欣仁 @sheissummer310)