さよならを言う練習をした

kawarimidoll
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引っ越し直前の部屋の掃除をやっていたら、これが終わったらもう二度とこの部屋に戻ることはないんだなという感情でいっぱいになってしまい、

これが「「さよならを言う練習」」ってやつか〜〜

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という悟りを得た。

あれ引っ越しのポエムだったんやな………。

という冗談はさておき、部屋のものをまとめつつ、自分の一つの時代が終わるのだなという事実を否応なく実感している。

個人的にこういう感覚↓があり、

幸か不幸か思春期以降に手の届く範囲の別れを経験してこなかったので明らかに練習不足だったわ

https://bsky.app/profile/kawarimidoll.bsky.social/post/3kqplxto6vc2o

何らかの別れをしているひとより自分は世界の認識が浅いというか…事実をちゃんと見ることができていないのではないかというコンプレックス(?)があった。

この引っ越しを終えたら大人になれるだろうか…。

もちろんこれまでも時間が戻ることなんてなかったわけで、それは今回も今後も変わらない。だけど、引っ越したらもうこの空間が戻らなくなるという点でドラスティックだと思う。どう受け入れられるかわからない。

泣きながらゴミをまとめている

これは物質的には部屋のものを集めているのだけど内面的には部屋に転がった過去の感情を袋に詰めているのであって永遠に戻らない時間を直視する作業

https://bsky.app/profile/kawarimidoll.bsky.social/post/3kqpfpw3d2k2e

この部屋に引っ越してきたのは、実家ではできなかった「室内にbeastmakerを設置する」「仕事帰りにボルダリングへ行く」という目的のためだった。これは完全に達成できた。…というかボルダリングジム徒歩圏内であることを優先して部屋を選んだ。まあコロナの影響でそのジムは閉店してしまったのだが、それによって数駅先のジムをいろいろと試すことができて世界が広がった。人間万事塞翁が馬である。

コロナ外出自粛が収まってからはテックイベントに足を運んだり、裁判傍聴に行ったりしていたが、これもこの部屋の立地ゆえである。

本当に良い住まいだった。

この部屋には夢も現もあったなと思うと涙をおさえられなかった あと少しの付き合い

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これを書いている時点でも、まだまだ部屋が散らかっている。未来に連れていけないものは別れないといけない。

手放す過去をまとめた袋に涙を一粒零し入れて、これも一緒に口を締めて、それでさよなら

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「左様なら」…いい言葉だなぁ。


追記

ここで生きてた

https://bsky.app/profile/kawarimidoll.bsky.social/post/3krdeiiehlk2z

さよなら。