おはようございます。
ああ、無理に動かないで。私は医者です。ここは病院です。
落ち着いて聞いてください。あなたは深刻な脳の病気になり、手術を受けて記憶の大部分を失いました。
言葉はわかるでしょうが、対人関係や身の回りの出来事などに関する記憶が抜け落ちてしまっているでしょう。そうなることを承知で、以前のあなたは大切な記憶をすべて失ってでも生き続ける決断をしました。
これからご家族との面会があります。あなたが生きて戻れたことをとても喜んでいます。もちろん、元のあなたの記憶が戻ることはないのですが…ご家族にもご理解をいただいています。元気な姿を見せてあげてください。
おはようございます。
ああ、無理に動かないで。私は医者です。ここは病院です。
落ち着いて聞いてください。あなたは事故で全身を強く打って死亡しました。
幸い、あなたが契約していた記憶と遺伝子のバックアップにより、事故数日前のあなたを復元することに成功しました。現在のあなたは、体は創り直されたものですが、事故に遭う前の記憶と人格を完全に引き継いでいます。
これからご家族との面会があります。あなたが生きて戻れたことをとても喜んでいます。もちろん、元のあなたの肉体が戻ることはないのですが…ご家族にもご理解をいただいています。元気な姿を見せてあげてください。
以上は完全にフィクションの妄想ストーリーですが連休中に親戚に会って誰が認知症になったとか誰が大手術したとかいう話を聴いて思いついたものなのでわたしの中ではそれなりに現実と地続きの話です。
わたしが死ぬより先にわたしでいられなくなる可能性は高い
人生は有限なのだという気持ちを強くした
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