こんにちは。中島です。
この記事は『HR Share Advent Calendar 2024』の4日目の記事です。
私は、新卒で入った食品メーカーからエージェントに転職をし、RAやCAを経験して事業会社側の人事としてのキャリアをスタートさせました。32歳でのキャリアチェンジだったため、非常にチャレンジングだったと感じています。
その時に書いた記事はこちら。
2021年7月に人事にキャリアチェンジしてから約3年半が経ちました。この間に3社を経験しているので、エージェント側からすると「この人、めっちゃ転職してるな…」って感じだと思います。
35歳で6社経験。恐らく今後も転職をすることはあると思うので、定年を迎える頃には10社くらい経験しているかもしれません。新卒で入社をして定年まで1社で頑張った父親とは正反対です。父親すごい。
ただ、今後のキャリアをずっと人事で続けるかどうかは、まだ考えていないところです。もしかしたら人事や採用のコンサルタントにチャレンジするかもしれないですし、キャリアアドバイザーに戻る可能性もあります。HR Techの営業やCSMへの挑戦もあるかもしれません。
将来の自分のため、また人事からのキャリアチェンジを考えている人の参考になるように、人事の次のキャリアについて調べてみました。ネットには情報がたくさんあるので、色々と集めてNotebookLMにまとめてもらうことにします。
参考情報
NotebookLMにまとめてもらった情報
人事の次のキャリア:多様な選択肢とキャリアアップのポイント
人事の次のキャリアには、人事分野でのキャリアアップと人事以外の分野へのキャリアチェンジの2つの大きな方向性が考えられます。
1. 人事分野でのキャリアアップ
(1) 経営層・HRBP
人事部門で経験を積み、人事部長、CHRO(最高人事責任者)、HRBP(HRビジネスパートナー)といった役職を目指すことができます。
経営層や事業部門と連携し、人事戦略の立案・実行、組織開発などを担う重要な役割を期待されます。
経営戦略を理解する能力、課題発見・解決能力、高度なコミュニケーション能力が求められます。
(2) 専門分野のスペシャリスト
採用、労務、人材育成、人事制度など、特定の分野のスペシャリストとしてキャリアを築くことができます。
専門性を高めることで、市場価値の高い人材として、より高い報酬や責任あるポジションを目指せます。
専門分野に関する深い知識、スキル、経験に加え、常に最新の情報やトレンドを把握することが重要です。
具体的な専門分野とキャリアパス例
採用スペシャリスト(リクルーター): 採用計画の立案・実行、求人広告の作成、面接の実施、候補者へのクロージングなど、採用活動全般を専門的に行います。 業界によっては、専門性の高いリクルーター職を設けている企業もあります。
労務スペシャリスト: 労働法、社会保険、給与計算などの専門知識を活かし、従業員の労働環境の整備、労務管理、労務相談などを担当します。 社会保険労務士の資格を取得することで、専門性を高め、社労士事務所への転職や独立も可能です。
人材育成スペシャリスト: 社内研修の企画・運営、人材育成プログラムの開発、従業員へのキャリアカウンセリングなどを行い、従業員の能力開発を支援します。 研修講師として独立したり、パートナー企業で研修を実施したりするケースもあります。
人事制度スペシャリスト: 人事評価制度、報酬制度、等級制度など、人事制度の設計・運用・改善を行います。 経営戦略と整合性のとれた人事制度を構築することで、組織全体の目標達成に貢献します。 人事コンサルタントとして、専門性を活かして企業を支援することもできます。
2. 人事以外の分野へのキャリアチェンジ
広報・採用広報: 人事での経験を活かし、企業の広報活動や採用広報、ブランディング業務に携わることができます。 特に、企業の文化や魅力を効果的に伝えるスキルは、広報・採用広報においても重要です。
人材業界: 人材紹介会社、人材派遣会社、HRテック企業などで、人事の経験を活かしたキャリアを築くことができます。
人材紹介会社の営業職: 企業の採用ニーズを理解し、適切な人材を紹介する仕事です。 人事での採用経験は、企業の求める人物像を理解する上で役立ちます。
組織・人事コンサルタント: 企業の人事戦略や人事制度に関するコンサルティングを行います。 人事経験に基づいた実践的なアドバイスを提供することで、企業の成長を支援します。
HRテック企業の営業職・事業企画: HRテックサービスの導入を検討している企業に対して、提案や営業活動を行います。 人事業務のDX化に貢献することができます。
3. 人事のキャリアアップのためのポイント
(1) スキルアップ
コミュニケーション能力: 人事の仕事は、さまざまな立場の人と関わるため、円滑なコミュニケーションが不可欠です。
プレゼンテーション能力: 人事制度の説明や研修の実施など、相手に分かりやすく伝える能力が必要です。
問題解決能力: 人事業務では、さまざまな課題が発生するため、論理的に解決策を見つけ出す力が必要です。
情報収集能力: 人事関連の法改正や最新トレンドなど、常に情報を収集し、業務に活かす必要があります。
人事戦略構築スキル: 経営戦略に基づいた人事戦略を立案し、実行する能力が必要です。
(2) 資格取得
社会保険労務士: 労務管理の専門家として、企業の信頼を得ることができます。
キャリアコンサルタント: 従業員のキャリア形成を支援する専門家として、人材育成や採用活動で活躍できます。
その他: メンタルヘルス・マネジメント検定、個人情報保護士、衛生管理者、マイナンバー実務検定など、人事業務に関連する資格を取得することで、専門性を高めることができます。
(3) ネットワークの構築
人事関連のセミナーや勉強会に参加することで、他の企業の人事担当者と交流し、情報交換や人脈形成をすることができます。
SNSなどを活用して、人事分野の専門家やインフルエンサーと繋がり、最新の情報を収集することも有効です。
(4) 経験の積み重ね
人事部門内での異動や、他部門との交流を通して、幅広い経験を積むことが重要です。
経験を通して、自身の強みや興味関心を見極め、キャリアプランを具体的にしていくことが大切です。
4. まとめ
人事の次のキャリアには、さまざまな選択肢があります。自身の強みや興味関心、キャリアプランを明確にし、必要なスキルを身につけることで、理想のキャリアを実現できるでしょう。
人事と言っても、採用、労務、人材育成、人事制度など、非常に幅広い分野があります。そのため、人事の中でキャリアを広げていくことも一つの選択肢です。また、今の業務にやりがいを感じているのであれば、その領域のスペシャリストになるのも良いと思います。その際、事業会社側でキャリアを築くのか、コンサルタントとして働くのか、あるいは起業をするのか。選択肢は本当に多く、どれを選ぶかは自分の目指す方向次第です。
専門性という観点で言うと、「そのフェーズに強い」といった専門性を意識するのも良いかもしれません。私は、採用周りの知見やノウハウがない組織に入り、一から採用領域を立ち上げることが得意です。そのため、採用立ち上げ × プロダクト採用といった領域が私の専門分野になります。立ち上げから一定の安定までには1年半〜2年ほどかかるため、立ち上げを行い、採用担当者を採用してその役割を引き継ぐといったキャリアを今後も続けていくつもりです。こうしたキャリアを考えると、事業会社側ではなく、コンサルタントや企業支援といった選択肢も見えてきます。キャリアコンサルタントの資格も持っているので、そこに社内のキャリアを支援するといった強みも加えることができます。
このように、「自分にとって人事としての専門性は何か」を常に考え、経験値と得意領域を客観視しておくことも人事のキャリアを考える上では重要です。
藤原和博さんが仰っている『100万人に1人の存在になる方法』は意識しておくと良いと思います。
今回は人事のキャリアについて考えてみました。参考になれば嬉しいです。
それでは、今日はこの辺で。