初めてのプロダクトが終わる

kazuhide
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エンジニアになったのはシンガポールの日系美容室で美容師をやっていた頃にそのお店のウェブサイトを作ったのがきっかけ。さらに美容師とお客さんのコミュニケーションを助ける業務アプリみたいなものも作った。自分が現場で働いていた頃はもちろん、コロナがきっかけで日本に帰った後も保守を続けていた。

その業務アプリの中身は控えめに言っても、自分が作ったのだからあえて言おう、クソコードだと。初めて世に出したプロダクションコード、そのコードを保守し続けているんだからそんなもんでしょう。それでも細かい不具合対応や修正要望をコツコツ重ねて確実に価値を提供し続けていた。現場にいた自分にとって便利で、もちろん同僚にも使ってもらってた。プロダクトをきっかけにお客さんとの多くのコミュニケーションが生まれた。

私にとっては良い副業先、異国の仲間のための仕事。そして、相手にとっては低コストでの保守。元美容師、というか元同僚なので話が通じやすい。いい関係を何年も続けていた。

そして、今月その保守契約を終える。美容室オーナー曰くもっと地元のお客さんにリーチするためにローカル企業に頼んでウェブサイトやシステムを刷新するそう。少し寂しいが、自分がかつて在籍したお店が工夫をして前に進もうとしている。応援したい。

私をエンジニアとして確実に成長させてくれたプロダクト。ありがとうございました。

@kazuhide
@kazuhideoki1 ソフトウェアエンジニア。 娘二人。 ありのまま