今週のできごと
新潟の実家から週の始まりがスタート。納品するためのユリを車に載せて再び群馬へ戻る。
花粉症対策のために舌下免疫療法の治療を始めた。スギ花粉が飛散しない時期である6〜11月中に始めることを推奨されているのでギリギリ間に合った。これから数年間は毎日タブレット生活。
生け花の作品展示のお手伝いをさせてもらう。個人的にお稽古を受けている教室の先生からのご依頼。実際に作品が出来上がるまでの過程を直に見ることができた。
以前お花を購入してくださったお店へお礼も兼ねて訪問。店主とお話ししながら美味しいバスクチーズケーキをいただいた。山と旅をテーマにした素敵な選書を楽しめるブックカフェ。
Walk on Water(群馬県 / みなかみ町)
旅する台所(↑のカフェで間借り営業をしているご飯屋さん)
自分で花器を作ってみたいと思い、吹きガラス体験をしてみた。プロの技を間近で見ながら、自分好みのデザインに仕上げていく工程を楽しむ。
グラススタジオポルカ(群馬県 / 東吾妻町)
今週の写真
お手伝いさせていただいた生け花展示の作品。実際に見た時の迫力がとても印象に残っている。それぞれの草花に躍動感があり、枯れていく切花だということを忘れさせてしまうように感じた。
こちらはユリを取り入れていただいた作品。あいにく会期中に開花が間に合わなかったものの、迫力ある素敵な展示だった。
読んだもの(本)
『夢見た旅』 / 椋本湧也
前作の『26歳計画』『それでも変わらないもの』に続いて購入。著者が今まで経験してきた旅先でのエピソードが書かれたエッセイ。今回は装丁や製本までご自身で手掛けられているそうで、旅のお供に持っていきたくなるB7サイズ(片手で収まる程度)。
本の中で、旅への欲求を「家出」と表現しているのが面白いし、自分も共感できるなと思った。
誰ひとりとして自分を知らない土地を歩いているときが、どうしていちばん自分でいられるような気がするのだろう。何かに追われながら、どこに向かっているの分からない日々からの束の間の逃避。それは自分自身を取り戻し、また元の世界で生きてゆく活力を与えてくれる。
読んだもの(記事)
面白い対談記事でした。「自然と都市」「生活の余裕とコミュニティ」「寛容のパラドックス」「メディアの役割」などのテーマについて。
僕は「説明可能か否か」がキーワードになる気がしていて、都市って説明不可能なものが失われていく空間だと思うんです。人間は説明できないものが怖いから、居心地のよさを求めるとそれをどんどんなくしていく。自然って、説明不可能なことが毎秒のように起きている場所なんですよね。都市から土がなくなっていくのも、そういうことなんだと思います。ちょっとした植木鉢でも、土の中には無数の生物がいるわけですから、土というのは説明不可能性の塊みたいなもので。
最近行われていた渋谷駅の工事を見て似たようなことを実感した。
聴いたもの
奇奇怪怪 - 人はなぜキレてしまうのか(ゲスト 上出遼平)
そんな上出さんがゲストで出演されたエピソード。上記の記事の「余裕のなさ」に通ずるようなテーマ。不機嫌な人が増えてないか?という話。
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「しずかなインターネット」書き心地が良いです。しばらくこのフォーマットで書き続けてみます。