pocketというブックマークサービスを以前使っていたのだが、Raindrop.ioを利用しているのでこちらにpocketのデータを移行した。使っていた時期が5年以上前ぐらいなので、ブックマークされている記事はどれも懐かしく、当時の自分が気になっていたことが浮き彫りになるようで少し恥ずかしかった。
移行してみると、Raindropが「このURLはアクセスできないよ」ということを教えてくれていることに気がついた(こういう細かい機能が素晴らしいなと感心する)。見てみるとたしかにリンク切れで、素直にアクセスができないものばかり。中には結構名のしれているサイトも含まれており(ほとんどがニュースサイト)、アーカイブ性が失われてしまっているなと感じた。個人が執筆していたnoteはアカウントが消えてしまっているためにアクセスできなかったり、記事を掲載していたブログサービスが閉鎖してしまっているためにコンテンツが消滅してしまっていたりとアーカイブしようがないものもある。
リダイレクトができないパターンもあって、AMP対応をしていた記事などはURLに「/amp」などと含まれてしまっていることからリンクとして元記事に辿り着けない判定をされてしまっていて、実際に遷移できない。こういった仕様の変更があるとURLが変わってしまうことを避けられず、記事はあるのに見つけられないということになってしまう。いろいろともったいない。
記録という意味でRaindrop.ioを使い始め、それによって初めて気づくことができた。Webの記事って本当に消えてしまうのだなと、そしてそれは知らない間に起きて終わってしまっている。