1週間休みを取って北イタリアのコモ湖に滞在した。コモ湖はリゾート地として有名で、映画の撮影の舞台となることもしばしば。アルファベットの「Y」を逆さにしたような形でそれなりに大きい湖。湖沿いには古い街が点在している。
僕たちはその中でも観光地として人気のヴァレンナ付近(正確にはFiumelatte)でAirbnbの物件を借りた。窓を開けるとすぐ目の前が湖という最高のロケーション。人も少なくて落ち着いている。遠目に見えるヴァレンナの街が綺麗だった。

このエリアで観光客に人気の街は、ヴァレンナ、べラジオ、メナッジョの3つ。滞在中に全部行ってみたけど、ヴァレンナが1番雰囲気があって綺麗だった。
ヴァレンナは湖沿いの斜面にそって造られた小さな街。建物の色合い、石造りの階段、路地から見える湖の景色。どこを見ても綺麗で歩いてるだけで心が癒された。湖沿いの「Caffe Varenna」でカプチーノを飲みながら湖を眺める朝のひと時は最高だった(このカフェのピスタチオクリーム入りクロワッサンはめちゃくちゃ美味しいのでおすすめ⭐️)。

コモ湖にはハイキングルートもたくさんあるみたいだけど、今回の滞在ではひたすらリラックスすることが目的だったので、ゆったり街を散策したり、家の前のビーチで湖に入ったり、家で映画を観たり、ゲームをしたりしてのんびり過ごした。
湖は海と違って波も穏やかだし、水もしょっぱくない。普段海ではちょっと泳いだら満足するタイプだけど、今回コモ湖では何回も泳ぎたくなるぐらい湖の水がめちゃくちゃ気持ちよかった。

この2ヶ月弱でイタリアの色んな場所に行ったが、その場所の「良さ」を評価するなら、単純な「綺麗さ」とか「楽しさ」ではなく、「心が和むか」どうかが鍵だと最近思っている。
例えば、アマルフィとかカプリ島とかめちゃくちゃ綺麗だったけど、正直観光客が多くて心が落ち着かない場面も少なくなかった。一方のヴァレンナも街の中心は似たように観光客で溢れかえっているが、僕たちが滞在したFiumelatte辺りまで行けばかなり落ち着いた雰囲気になる。
水にも山にも囲まれて落ち着いた雰囲気のあるコモ湖は、ゆったり暮らす場所としてかなり魅力的。たった5日間の滞在だったけどかなり心が和んだ。将来こんなところで別荘でも持てたら素敵だなと思う。