🇻🇳 ダナンはデジタルノマドの最後の楽園なのか?!

kei178
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公開:2025/6/15

2025年4月終わり〜6月初旬。日本からベトナムのダナンに移動し、そこで1ヶ月半生活した。最後の6日間は休暇を取ってホイアンにも滞在した。

ダナン

ダナンは地図で言うと、ベトナムのちょうど真ん中あたりに位置する海沿いの街。ビーチが長くて、エアビーで借りた家の窓(36階)から景色を眺めていると、オーストラリアのゴールドコーストを思い出してちょっと懐かしい気持ちになった。

ダナンは作業のできるカフェが充実していて、ネット環境も比較的安定している。それでいて物価がかなり安いので、デジタルノマド界隈ではおすすめの滞在先としてよく知られている。実際に、5ドル(USD)も出せば「十分な量の食事+飲み物」が頼める場所がほとんどで、タクシーやデリバリーもGrab(アジア版Uber)で1, 2ドルで呼べてしまう。

普段は家で作業をすることがほとんどだが、物価の安さも手伝って、ダナン滞在中はデジタルノマドらしくカフェに行って作業してみたりした。僕たちが滞在したエリアだと「Roots Plant-based Cafe」(ビーガン向けのカフェ)がお気に入りで、ほとんど毎日のように通った。店員にも顔を覚えられた(笑)。Rise Up スムージー(チョコバナナ系のスムージー)とファラフェルがおすすめ。

昨年チェンマイ(タイ)に行った時と同様、特に観光らしいことは何もせず、1ヶ月半の間とにかくゆっくり過ごした。家の目の前がビーチだったので、週末の午前中はパラソルを借りてビーチでまったりすることが多かった。パラソルの席は1人2ドル(時間制限なし)という破格。

そして午後は、毎週のようにスパで全身マッサージをしてもらった。まるで富豪のような生活っぷりだが、小綺麗なちゃんとしたスパに行ってもせいぜい1人あたり20ドル/時ぐらいでここも破格。なので、外食に、ビーチに、マッサージと、行くだけ行って楽しんでも、1日に1人50ドルも使うことはなかった🤯

ダナンではデジタルノマド(a.k.a 意識高い系)が求めるようなもの、例えば、安定したネット環境、ビーチ、ビーガン・ベジタリアン料理、ジム、ヨガクラスなど、がしっかり整っていて、かつ、こんなにも物価が安くて、かつ観光客が多すぎない。

こんな場所は他にあるだろうか。

ひと昔前はバリ島がそんな感じだったらしいが、今やオーバーツーリズムに加えて、物価も結構上がっていると聞く。チェンマイもかなり良かったが、物価の安さではダナンに勝てないし、そもそもビーチがないという欠点がある。パンガン島(タイ)もいい勝負だが、Grabが使えない(現金決済のみのローカルのデリバリーアプリしかない)し、物価はチェンマイよりも高かった。

詰まるところ、ダナンは現存する最後のデジタルノマドの楽園、といっても過言ではない!

しかしながら一方で、その事実を素直に認めたくない自分もいる。こんなにも魅力が多くて過ごしやすいダナンなのだが、尺に触ることがチラホラあったからだ。

まず、尺に触ること堂々の1位は、ダナンの人の運転の仕方だ。ダナンでは「歩行者優先」という概念が全くない。車、バス、そしてバイクが、魚が海を泳ぐかのごとく、各々が行きたい方向に行けるタイミングで進んで、基本的に止まることはない。唯一止まるのは、大通りの赤信号と、ぶつかる一歩手前だけ。そして、クラクションもかなり積極的に鳴らしてくる。歩行者はそんな「うるさい魚群」の隙間を見定めて、駆け抜けるように横断しないといけない。外に出る度にこの危険に晒されるのは、ストレス極まりなかった。

そして次に、建物の古さ。どの建物も全体的にボロくて頼りない。特に今回借りていた高層マンションでは水漏れがあったり、部屋数の割にエレベーターの数が少なくて使いたい時に中々来なかったり、エレベーターが来ても人がたくさん乗ってきて中々進まなかったり、火災警報器が故障していて何日間にも渡って早朝に警報が誤作動したり、と自分たちのマンションだけでも枚挙にいとまがない。

そして工事もやたらと多い。至る所で工事をしていてうるさいし、工事しているところは車道が狭くなるので交通の危険度がさらに増す。工事している一方で、どの建物も古い印象。一体、その「新しい建物」はどこへ行ってるのか🤔

あと、変なやつが多い。ダナンには意識高い系が多く、その中には結構変わったやつも多い(自分たちのことは一旦棚に上げておく)。カフェでいちいち動きが大きくてうざい人とか、1人でブツブツしゃべってる人とか。そういった人は分かりやすいが、形容しにくいけどどこか落ち着きがなくて尺に触るようなタイプの人もいた。

意識高い系以外にも、公共の場であることを気にせずに大きい声で喋るアジア系の観光客(主にベトナム人)とか、独特な雰囲気のロシア系の観光客とか、ひと度気になると気になり続けてしまうような人が多くて、リラックスしにくいことがままあった。

とまぁ、小言のようなことで、自分の器の小ささが根本的な原因な気もするが、「ダナンが最後の楽園だ!」と手放しで言い切れない理由はこんなところだ。

ホイアン

ダナンからドイツに帰る前に、ホイアンに移動して6日間の休暇を取った。ダナンから車で3, 40分ぐらい、海沿いの道を南に進むとホイアンに着く。

もちろんホイアンのオールドタウンの辺りはザ・観光地でかなり人が多かったが、滞在したアンバンビーチの辺りはだいぶ落ち着いていてリラックスできる感じだった。特に6週間、ダナンの落ち着きのない雰囲気にどっぷり浸かった後だったので、ホイアンの島っぽいゆったりした空気感にはめちゃくちゃ癒された。

ホイアンの方がだいぶ田舎で大型のスーパーがない等、不便な点はある。物価もダナンと比較するとちょっと高め(と言っても相当安いが)。

それでも、いい感じのカフェやレストランはあるし、Grabで簡単にデリバリーもしてもらえるので、十分に快適に過ごせる。またダナンまでも車で3, 40分なので、必要であれば買い出しに行くことだってできる。

なので、今回は滞在期間のほとんどをダナンで過ごしたが、今度またこのエリアで長期滞在することがあれば、おそらく比率を逆にして、ホイアンを拠点にし、たまにダナンに出かける、というようにするかもしれない。それがデジタルノマドにとって現時点で手にできる最高の楽園の形なのではないだろうか。


Canon PowerShot SX70 HS で取った写真たちはこちら:

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