SnapDragon Sound

ケンビシ@ぱだわん
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公開:2023/12/21

2021年に発表され、2022年頃から対応する機器は少しずつ発売され初めているSnapDragon Sound技術。国内では対応するスマートフォンはXperiaを中心にいくつかの端末が対応し、ワイヤレスイヤホン側も数種類が発売されています。

final ZE8000、ZE8000 MK2もこの技術対応しているのですが、スマホ上には「SnapDragon Sound」といった設定名称は見当たらず。Qualcomm aptX Adaptive接続時の「ワイヤレス再生品質」の中で「96kHzサンプルレート再生」を選択することで設定出来ます。(いわゆる96kHzサンプリングレート/24bit深度)

あれ?そしたらLDACってどういうサンプリングレートなんだっけか・・・と確認すると、以下の記事が。

この記事を見る限り、LDACは(接続性はともかく)音質優先にすることで96kHzサンプリングレート/24bit深度の模様。

1つの製品でLDACとaptX Adaptiveに対応したワイヤレスイヤホンを使って比較したことがないので何とも言えないところですが、音質に関係する数値上の仕様は同等なので、SnapDragon SoundでもLDACでもまぁ良い感じの音になるとは解釈出来ます。

数値上の仕様は同等として、実際にLDAC・aptX Adaptiveの対応機器を使ってみると、どちらも機器も音質優先(=96kHz/24bit)の場合、首都圏の大きな駅周辺ではワイヤレスイヤホンで再生する音楽が途切れる場合があります。なのでSnapDragon Sound(aptX Adaptive 96kHz/24bit)だからと言って、既存のLDACに大きく優位性があるとは(2023年12月時点では)感じられず・・・。感覚的には「LDACに対応してないけど、同等の音質にはなるよ!」くらいのつもりで捉えておく方が良さそうな気がします。

@kenbishi
製造業の社内SE:IT人材育成担当 【過去のお仕事】事業DX/データ分析・リテラシー・ガバナンス/AWS/ETL/システム開発・帳票/プログラム全般 【内容】PC・スマホ・オーディオ・プリコネR・シンデレラガールズ・ウマ娘・ラブライブ!・ミニ四駆・ガンダム・DX・データ分析・情報システムなど