SONY MDR-MV1とそのリケーブルの記録

ケンビシ@ぱだわん
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公開:2024/5/17

既に購入から1年経って、かなり使い慣れてきた感のある、SONY MDR-MV1。ちょうど仕事の忙しい時期に発売日前日に通販してしまい、結局未試聴のまま発売日の2023年5月12日に届きました。

Professionalのステッカーがワンポイントの、立体音響などの制作に適した クリエイター向け背面開放型モニターヘッドホンです。(とはいえ、自分は音楽、音響を制作することがないので、もっぱら音楽鑑賞に利用しています)

制作現場での利用が主ということで、付属するケーブルは2.5mの6.3mmステレオ標準プラグ。加えて6.3mm⇒3.5mmステレオミニプラグの変換アダプタが付属します。標準ではケーブル長が2.7m。自宅でのポータブルオーディオ利用には中々の長さです。

MDR-MV1+付属ケーブル+3.5mm変換アダプタとSONY WALKMAN NW-ZX707で聴くと、結構広い空間の中で音が鳴っている感覚になります。特に左右方向の空間が非常に広いのですが、その中で演奏楽器やボーカルがしっかり聞き分けることが出来る、非常にユニークな音です。モニター系ということなのか、音の刺さりを感じないのも良いところ。そして本体が220g前後と結構軽く、1時間程度装着している分には全く苦になりません。(個人的には結構嬉しいポイント)

とはいえ、この長いケーブルをもう少し短いものに交換したい・・・と思い、まずは「SONY MUC-S12SM1」を購入。付属のケーブルよりも空間が狭くなった感じがありますが、基本的な音の性質は変わらず。これはこれで良い感じです。

そこから3ヶ月ほど経過して、今度は「NOBUNAGA labs 黒龍」を購入。4.4mmバランス接続用のケーブルです。空間の広さは「SONY MUC-S12SM1」と似たような感じですが、少し低音域が強めで結構リスニングよりの音になりました。静寂感は上がったので、半年ほどはこの黒龍がメインのケーブルに。

で、更にここからケーブルを買い足し。「SONY MUC-S12SB1」が増えました。KIMBER KABLEとの協力で開発されたケーブルを使った、外観がとても特徴的な4.4mmバランス接続ケーブルです。これがまた凄かった。付属のケーブル並に空間が広がった上、高音域~中音域~低音域と音が鮮明でフラットな感じに。モニター系大好きな自分にはMDR-MV1に使えるケーブルではお値段も考慮しつつこのケーブルが頭一つ抜けている感じがあります。(リスニング趣向の方はNOBUNAGA labs 黒龍の方が刺さる可能性があります)

MDR-MV1のお値段的には5.5万円と、SONY WH-1000XM5 ワイヤレスヘッドホンと似たようなお値段なので、購入には少し勇気の要る価格ではありますが、SONY NW-WM1ZM2と組み合わせても空間表現が素晴らしく、聴きっぱなしで思わず時間を忘れてしまうほど。

もちろんAstell&Kern A&ultima SP3000と組み合わせてもMDR-MV1自身の空間表現の広さと、SP3000自身のコンサートホール感のある音色と合わさって、NW-WM1ZM2の時とは違った体験になります。同じ「空間表現が広い」という言葉回しではありますがその広がり方が少し違いがあり、音の楽しみも広がります。

SONY MDR-MV1とそのリケーブル記録をまとめてみました。新しいイヤホン・ヘッドホンを買うと、一緒に好適なケーブルをあれこれ探してしまいますが、MDR-MV1の場合は割と早めに最適なケーブルに出会えて良かったなぁと思います。

@kenbishi
製造業の社内SE:IT人材育成担当 【過去のお仕事】事業DX/データ分析・リテラシー・ガバナンス/AWS/ETL/システム開発・帳票/プログラム全般 【内容】PC・スマホ・オーディオ・プリコネR・シンデレラガールズ・ウマ娘・ラブライブ!・ミニ四駆・ガンダム・DX・データ分析・情報システムなど