ポータブルオーディオを趣味にもって初めて知った「バランス接続」。フジヤエービックさんの記事が要約して説明されていたので引用すると
「バランス接続とは、プレイヤー・アンプとイヤホン・ヘッドホンを接続する方法のひとつで、左右の「音の信号」を独立させて接続するというものです。一般的なステレオミニプラグを使用する接続方法はアンバランス接続と呼ばれ、左右の信号を共有するため、音の定位や繊細な表現においてはバランス接続の方が有利となります。」
引用:フジヤエービック:バランス接続とは?バランス接続の仕組みと特徴を解説:https://www.fujiya-avic.co.jp/blog/detail/12#

定位(左右と遠近)と繊細な表現(音の解像感?)と素人的に解釈しましたが、実際に同一の線材のケーブルで、アンバランス・バランス違いの環境で聴くと、「なるほど」と知覚出来た気がします。
とはいえ、定位と表現の繊細さを含めた全体としての音色を好き・そうでもない、と主観的に評価することになるので、電気的・機械的に有利だからといって自分の好きな音色かと言われると、ちょっと回答に困ってしまいます。
デジタルな仕様(サンプリングレートやビット深度)の場合は、数値上の違いがはっきりしますが、アナログな出力結果をアナログな感覚で評価しているので、「果たしてそれが正しいのか?」と少し哲学っぽいことを考えたり。

数値的にはバランス接続の方が数値上の端子からの駆動出力(?)が大きく設定されていることが多く、アンバランス接続とはまた違った音色を聴くことが出来る?と思っています。(TAGO STUDIO T3-01とかはアンバランス接続よりもバランス接続の方が好き)接続仕様と駆動出力が違うことで、アンバランス接続とは違った音色を楽しめると。
だんだんダラダラと結論のない文章になっているので、そろそろ仕舞いにするとして、アンバランス・バランスの接続形式にこだわることなく(先入観なく)、自分の好きな音色が出る組み合わせで音色を楽しめるといいなぁと思った、晩秋の夜でした。