日本未発売のヘッドフォン
SONY MDR-M1(日本未発売)をAmazonのマーケットプレイス(輸入業者)経由で購入したので、簡単にご紹介。

「(プロ向け)密閉型ヘッドフォン」ということで、よくTHE FIRST TAKEやレコーディングスタジオでアーティストが付けてるやつ(MDR-CD900ST)の後継機みたいなものかな?と思ったら、MDR-7506というモニターヘッドフォンの流れに近い製品とのこと。そういえばCD900STは赤い「Professionalの帯ステッカー」で、MDR-7506やMDR-M1は青いですね。

こちらはMDR-「MV1」のパッケージ。MDR-MV1は小さい青帯ステッカーが貼られています。MV1も好きなヘッドフォン。
MDR-M1をどう入手しよう?
話をMDR-M1に戻して、2024年秋頃に存在を知りつつ「いつか日本で出るかなー」と2025年になっても発売の気配なし。eBayとかで個人輸入かな?と思っていたところで、Amazonのマーケットプレイスで見つけて、1週間ほど悩んだ結果、2月初旬に発注。

配送日は最遅で2月15日でした。欧米のどこかから通関して国内輸送になるので、半月という納期は久々です。とはいえ4日早い2月11日には自宅に届いたので、非常にラッキーでした。

なお、通関の際に1度開封されており「個人輸入」の雰囲気を久々に楽しみつつ、パッケージを開けてまず驚いたのは、内部包装が非常に簡素なこと。ケーブルx2、ヘッドフォン本体は保護用の紙材に覆われているものの、かなりアッサリとした包装です。こういう「仕事の道具」的なパッケージングもまた好きです。付属ケーブルは1.2mと2.4mのアンバランスケーブル。ヘッドフォン本体とのネジ止めロック機構付き。(MDR-MV1でも利用可)個人的にはロック機構付きの純正1.2mアンバランスケーブルも嬉しいポイントです。
MDR-M1を箱出しして聴いてみる

今回は鳴らしによる変化も楽しもうということで、特に気にせずWALKMAN NW-WM1ZM2で聴いてみました。評価曲はいつものこちら。
●S(mile)ING!/島村卯月(CV:大橋彩香) (THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 010 島村卯月より)
エージングなしでいきなり聴いてる割に「さしすせそ」は刺さらず。ちょっとシャープな感じはあるけど、エージングなしですし。それよりはどの音域でも非常に落ち着いた、音楽全体を俯瞰しやすい感じの音が好印象です。デレステに凄い向いてそう。
●一冊のアロー/櫻川めぐ(ハミダシクリエイティブ凸 ボーカルアルバム より)
冒頭のフォークギターがかなり印象的に聞こえます。ドラムの音の響きというか、何か空気感も感じます。音の輪郭が分かりやすいと言えばいいのか… 自分の手持ちだとFitEar MH334に似た音に、空間表現が加わった感じでしょうか。
●Hotel California (Live On MTV, 1994) / イーグルス(Hell Freezes Over (Remaster 2018)より)
冒頭1分20秒のライブ会場での空気感・臨場感がもの凄い伝わってきます。やはり音そのものが非常に分かりやすい。変に強調した感じがなく、観客の声援や拍手も含めて明瞭です。(生っぽい感じはそんなにしない)
ざっくり箱出し直後の音の雰囲気ですが、ここからエージングが進むとどうなるか、とても楽しみな音です。(箱出しの時点でもう音は気に入っている)
その他細かい部分
MDR-M1、MV1用で使える手持ちのリケーブルは全部OKでした。

例えば、NOBUNAGA labsさんの「景虎」。バランス接続ケーブルも問題なく使えます。

MUC-S12SB1 KIMBER KABLEももちろん使えます。MUC-S12SB1だと、モニター的な音の雰囲気から少しリスニング寄りになる感じがあり、個人的には常用ケーブルはMUC-S12SB1になりそうな予感。

「音のバランス的にデレステ出来そうだな?」ということで、iPad Pro 13inch M4・Astell&Kern AK HC4と組み合わせてデレステもプレイ。フラットで音楽全体を俯瞰しやすい音なので、デレステにも向いています。本体重量216gと自分が持っている他のヘッドフォンより少し軽いのも良いです。
終わりに
ヘッドフォンを買ったのは2年ぶりくらい & 今回も未試聴購入ということで、少しドキドキなお買い物でした。最近はオーディオ機器の購入も落ち着いていたので、MDR-M1のようなちょっと聴いたら興奮するくらい、自分の音の好みに合ったヘッドフォンに出会えたのは幸運です。エージングが進んだら音も変わってくると思うので、その時はどんな音になるのか、今から楽しみです。