NOBUNAGA Labs 澪標 極 10周年記念モデル

ケンビシ@ぱだわん
·
公開:2024/6/30

NOBUNAGA Labs 10周年を記念して発売された、16芯4N純銀 金メッキ採用リケーブル2種類「NOBUNAGA Labs SUPREME 澪標 極(みおつくし きわみ)」と「NOBUNAGA Labs SUPREME Gilgameš-Omega(ぎるがめっしゅ おめが)」。発表当初は『うーん、MMCXとCIEM 2pin・・・FitEarコネクタ版がないから、今回はスルーせざるを得ないなぁ・・・』と思っていたのですが、NOBUNAGA labsさん10周年のご祝儀(笑)と、後述のコネクタ換装の段取りが付いたので買ってみました。音質は通常版の澪標 極と同じと思われますが、通常版の澪標 極を含めて無試聴なため、事実上の突撃です(笑)

購入したのはMMCX版の「NOBUNAGA Labs SUPREME 澪標 極」。FitEar用のMMCX変換アダプタや、CIEM 2pin変換アダプタもあるので、とりあえず試す分にはMMCXの方が良さそうだなーということで。(あと、漢字表記の名称が好きです)今回は10周年記念ということで、ロゴの入った記念タンブラーもセットでした。

ケーブルの外観は黒いのですが、中の線材は「16芯4N純銀 金メッキ」なので、普段聴いている「NOBUNAGA labs 梵」の倍の芯数と4.4mmバランス接続プラグという仕様。(つまりNOBUNAGA labs 雋 4.4mmバランス接続の倍)音色の確認ということで、FitEar MH334にMMCX変換アダプタを付けて確認です。プレイヤーはとりあえずSONY WALKMAN NW-WM1ZM2で。

試聴用音源はいつも通り、こちらの楽曲です。

10数曲聴いた限りでは、低音域が「8芯 4N純銀 金メッキ(梵や雋)」に比べて印象的になりつつもイヤな感じで主張していない音。音場は変わった感じがないので、耳に届く音としては密度が上がったように感じます。全体的に柔らかい音を出すので、クラシックや生楽器演奏のアニメ・ゲームの劇伴を聴くのも良さそうです。ボーカルは僅かに遠くなった・・・というか、全体的な音の密度が上がったので相対的に引っ込んだ感じがします。しかし・・・ここまで音の密度が高いのに聞き分けが可能なのはビックリ。

次にFitEar H1 Customに変えてみると、少し窮屈だった音場が広がったからか、音の見通しがとっても良くなりました。相変わらずFitEar H1 Customはリケーブルを選ばない優等生イヤモニですな・・・。MH334の時はちょっと物足りなかった高音域もH1 Customだと丁度良い感じで、なんか色々バランスが取れた感じがします。Hotel California (Live On MTV, 1994) / イーグルスの曲の最後の拍手はリアリティ高くてビックリ。あれ、こんな音聴いたことあったかしら?

音のバランスが取れたのでイヤモニをFitEar H1 Customに固定し、SONY WALKMAN NW-WM1ZM2、NW-ZX707、Astell&Kern A&ultima SP3000で聴き比べ。どのプレイヤーでも非常に素晴らしい音色ではあるものの、イヤモニとケーブルの時点で結構ゴージャスな音になっているのでプレイヤー側はモニター的な音を出す方が好みかも・・・ 自分の主観では

SP3000 > NW-ZX707 >>= NW-WM1ZM2

という感じで好みの順番が出来ました。まぁここら辺は私の好みなのと、合わない訳じゃなくて好みの順番くらいの感覚です。

とりあえず「音の傾向も分かった」ということで、予定通り、コネクタをMMCXからFitEarに変更です。幸い須山補聴器さんから「FitEarケーブル自作用コネクタ」が発売になっているので、そいつを確保しつつ、e☆イヤホン 秋葉原店のクリニック(修理・カスタマイズ)に、有償のコネクタ換装をお願いしました。お値段は7,000円(工賃)+2,200円(FitEarケーブル自作用コネクタ)の合計9,200円。納期は数時間~翌日くらいです。(自分は土曜11時にお願いして、翌日曜朝11時受け取りでした)

ということで、FitEarコネクタに換装した「 NOBUNAGA Labs 澪標 極 10周年記念モデル」がこちら。片側8芯とかなり太くなるため、コネクタとケーブルの継ぎ目は内部と外部、2つの熱収縮チューブで保護されています。特に指定してはいないのですが、e☆イヤホン クリニックさんの方でコネクタから出てくるケーブルがちょっと上方へのアールがついています。

FitEar H1 Customに付けて見るとこんな感じに。純正コネクタなので違和感ゼロ。外側の熱収縮チューブも厚みが0.2mm程しかないので、コネクタとイヤモニのすき間にピッタリフィットしています。

早速、SONY WALKMAN NW-WM1ZM2で音を確認してみましたが、コネクタ換装前の印象そのままに、換装前の変換アダプタ+MMCXコネクタの長さがなくなった分取り回しが良くなりました。自分は音が良くても使い勝手が悪かったり、デザインが気に入らないと常用しなくなってしまうため、こういう改善は非常に重要。もともと手持ちのイヤホンは6個中4個がFitEarで、この先も特にMMCXコネクタのイヤホンを買う予定もないし、コネクタ換装して正解でした。

@kenbishi
製造業の社内SE:IT人材育成担当 【過去のお仕事】事業DX/データ分析・リテラシー・ガバナンス/AWS/ETL/システム開発・帳票/プログラム全般 【内容】PC・スマホ・オーディオ・プリコネR・シンデレラガールズ・ウマ娘・ラブライブ!・ミニ四駆・ガンダム・DX・データ分析・情報システムなど