毎週金曜日の早朝にサウナに行くようにしている。"ととのう"という状態はいまだにわからないが、朝サウナに行くことで、解像度が変わることがある。
それは例えば、映像をHDで撮影したのか、4Kで撮影したのか、それぐらいの解像度の差を感じることができる。朝の木漏れ日、風の冷たさ、揺れる木々、どこまでも続く空。よくある一日が、とても素晴らしい一日としてはじめることができる。
今朝、解像度が挙がっている瞬間にひとつの重要な気付きを得ることができた。その気付きによって、『呼吸』についての長年の悩みが解決された。
たとえば深呼吸をしましょう、横隔膜を動かしましょう、丹田を意識しましょう、というアドバイスをたくさん受けてきた。アドバイスを受けた瞬間は納得がいくが、次の瞬間には上手く深く呼吸ができなくなっていた。
知れば知るほど、やればやるほど呼吸が浅くなっていった。
その悩みについて、良い気付きがあった。今朝、サウナで休憩している瞬間に気が付いた。
結論としては、アウターの筋肉を使って、ふくらませるのではなく、背骨で吸って、背骨で吐くことによって結果的にお腹がふくらみ、横隔膜が動くということ。アウターでやる限り、酸素の総量は変わっていなかったというオチ。背骨を通じて呼吸をする(正確には吸う際も吐く際も鼻呼吸が望ましい)ことで、余計な力を使わずに大量の酸素の出し入れが可能になった。
副次的な気付きとして、普段からアウターの筋肉を使っている影響で首背中腰がバキバキになっていることにも気付けた。このアウターの余計な力を抜くことによって、今年は痛みのない、常に深い呼吸ができる状態を維持できそうだ。