景色が揺れる 無意識に膝が笑う どちらが先なのか 足元がおぼつかないから視界が定まらないのか 視線が一定を保てないから下半身が言うことを聞かないのか はたまた同時に起きた偶然なのか そんな無意味な思考すら まともにできない焦れったさが 新鮮な発見で つい嬉しくなり 空を見上げて 物理的に脳が動いていると錯覚するほどの 不快感を 堪能してみることにした たまにはそんなこともあるものなのだ 死なない程度に 壊れない程度に 適度に 不快を味わう贅沢な夜詩kenshira毎日一作品投稿する、予定。