眠り

kenshira
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 眠りたい欲求と

 起きていたい願望が

 衝突するその狭間の微睡みは

 最も価値が低く

 死にゆく過程と

 生きていく工程が

 不自然に相見えない原因は

 誰にもわからない

 暖かさと

 涼しさの差は

 直前の不快感で

 睡眠と

 覚醒の差は

 思考の能動性で

 その狭間に意味はなく

 価値もないが

 娯楽性が高い

 そんな事を考えて

 寝転がりながらぼやける視界は

 春の訪れを感じさせる景色

@kenshira1121
毎日一作品投稿する、予定。