執筆日記3

kenshiro
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今日は11枚書いた。いま合計で34枚。全体のプロットにはまだ納得がいってなくて、いずれ暗礁に乗り上げそう。でも一度(無理やりでも)書き切ってしまったものをしばらく放置して、あとから読み返すと意外と良いということもあるので、なんとか最後まで書きたいし、予定の枚数分は書けるようにしたい。

最近は毎日少しずつ橙書店の田尻久子さんの著書『橙書店にて』を読んでいる。 「Aさんのこと」というエッセイにとても良い一文があったので付箋を貼った。

「物語が人の数だけある。いくつもいくつも、直に聞いた。そして、世の中は、わからないこと、知らないことだらけだということを実感した。でも、経験すべきでないことがある。例えば、原発事故。例えば、公害病。いわれのない差別を受けること。そして、戦争。どれも人災だ。経験しないために、加害者にならないために、話を聞き、本を読む。知る努力をして、想像する。そして。声をあげる。人間が愚かで弱いことを忘れないために。」

田尻久子著『橙書店にて』p.82「Aさんのこと」より引用