今日は昨日書いたプロットをPCに打ち込んで、どんなもんかと確認した。今のところ納得はいっていない。自分で読めないのでまだまだだと思う。埒が明かないので、しばらく放置して他の作品に取り掛かろうかと思うくらい。どうしたもんか。
昨日フォロワーさんが執筆方法について書いていたので自分も書いてみる。
私はまず最初にイメージがあって、それがよさそうだなと思ったら、頭の中で流してみる。その時、浮かんでくるイメージを紙に(コピー紙一枚の時もあるし、それを分けてカードにする時もある)書きつけていく。というかメモする。なるべく短い言葉で(自分がその言葉を見た時に同じイメージを想起できるかがポイント。でもいつも最後のほうは長くなってしまう)。それで最後まで流して、ストーリーになりそうだったら、次は各イメージでどのような文章を書いていくのかを決める(具体的になんのシーンかを決める)。それが決まったら文章を書いていく。その後は辻褄が合うように直したり、文章表現を直したりする。
と、こんな方法で書いていると思う。掌編とか短詩形のものは最初に一枚や一瞬のイメージがあって、それが一番読者に伝わる表現は何かを念頭に置きつつストーリーや文章を書いていく。頭の中にある一つのイメージを伝達できているかどうかがポイントなので、文章を書く際は浮かんでいるイメージを詳細に描写するのではなくて、大事なポイントだけを衝いて、滴の落ちた水面に波紋が広がるみたいに読者の頭の中にイメージを起こすことができればいいと思いながら書いている。イメージを正確に表現できているかよりも、結果的にイメージが読者の頭の中に浮かぶことを大事にしている(ポイントを衝けばそれができると思っている)。とはいえ最終的にまとまった形になることが大事なので、文章を書くうちに最初に浮かんだイメージが変わって、そっちを書いた方が良さそうとなれば、書けそうなほうに進む。
それで、今は長編(300~400枚)を書いているけれど、上記のやり方だとたぶん書けない。それだとたぶん大きい庭を移植ゴテ一つで耕すみたいなことになってしまうと思う。シャベルと鍬がいる。しかし今はシャベルと鍬が見当たらないか、使い方がわからない状態だと思う。もともと文学は殆ど触れたことがなくてずっと映画を見てきたので、イメージするストーリーの尺も映画サイズなのだと思う。長編小説だとどうなるかみたいなノリというかパターンが未だによくわかってない。今は冒険物語の形式に沿って話が進むようにしようとしているのだけど、どうもうまくいかない。自分が型を把握しきれていないと思う。イメージと形式が合致していないのかなとも思う。わからん。むつかしい。
ちなみに執筆は自分の部屋の机でしか書かない。外で書こうとしたこともあるけれど周りが気になって集中できず、本当に書こうとすると今度は過度に集中しすぎて周りが見えなくなってしまう。筆音(ガサガサガサガサ)と打鍵音(ズダダダダダダ)もかなりうるさいので、そのような理由から外では書かないようにしている。
そういえば去年描いた長編(約250枚)は田舎のファミレスを舞台に学生が夜通ししゃべり明かす話だった。これは英語のエッセイの書き方でパラグラフ・ライティングというものがあって、それについて書かれた本を読んでいたら「この構成に沿って各項目を複数人に喋らせる形で話をすすめていけば、うまいこと長編小説になるんじゃないの?」と思い立って、試しにプロットを立ててみたところ面白く書けそうだったので、実際に書き出してみたら出来た。えっと、じゃあ今回も前回と同じやり方でやってみればいいのか? ちょっと考えてみるか。
日記を書く。今日はプロットを書いたあと頭を切り替えたくて、読書をするために正午ごろに風呂に入った。風呂とトイレが一番読書が捗るので。が、しかし今日は浴槽に浸かっても創作のことが頭から離れずに、結局一時間以上入っていたのにもかかわらず一頁も読まないままぼーっとして過ごした。世界文学史の流れをおさらいして、全然本読んでないなと思ったりした。
午後にチバユウスケのインタビューを読んでいたら、SFが好き(特に近未来SF)と答えているのを見かけた。私が好きなROSSO(チバが組んでいたバンド)の『BIRD』は収録されているいくつかの曲の歌詞がSFっぽい。私はずっとSFみたいだなと思っていたのでそれが間違いでなかったとわかったのが嬉しかった。残念ながら『BIRD』は配信されていないのでCDを買うか非公式の動画を見るしかない。
「星のメロディー」で描き出されるイメージは一体なんの映画からインスパイアされたものなのかがすごく気になる。この曲の全部が好きで、ミキシング(?)というか音の配置もすごく好み。設定した人は最高だと思う。
夕飯は長芋と長ネギのペペロンチーノと青梗菜とハムのスープを作った。食後に歩きに出かけて、ついでにハガキを投函した。前橋市長選挙で野党候補が現職を破って当選したようでよかった。京都市長選も接戦なのだそう。どうなるのかドキドキしている。
今日はいつになく長い日記になってしまった。あとテンションが高い。