昨日は夕方から街のスタンディングに参加した。私の気のせいでなければ、昨日はスタンディングの様子を気にかけたり、チラシを受け取ってくれる人がいつもの土日の時よりも多かった。学校帰りの学生がチラシを受け取りながら参加者の方の説明に熱心に耳を傾けている様子も見かけた(これは絡んでるとかではなく)。若年層の男性参加者もいた。どうしてだろう。
それから参加者の皆それぞれが手作りの鍵(1948年のナクバで家を追われたパレスチナの人々が故郷への帰還を願うという意味のシンボル)を持参していた。私のプラカードも複数の方に良いですねと言ってもらえた。新調してよかった。皆さんの鍵をもっとじっくり見せてもらえばよかったと帰宅してから思い当たったが、例によってスタンディングが終わったら挨拶をしてすぐに帰ってしまった。

今日は一日ぐったりしていた。江波光則『ソリッドステート・オーバーライド』を読み始めた。全6章のうち第1章を読んだところ、描写文よりも舞台や登場人物の説明が多くて読むのに苦労している。第1章では主人公であるロボット2体と世界についての説明があり(2体はロボットにとってのレアパーツである「目」を探して旅をしている)、その後2体はロボットのみが戦う場所に本来いるはずのない人間(瀕死状態)と出会う。2体が時間をかけて人間を蘇生しようとする。人間の意識が回復したところで1章が終わる。旅の仲間が増えて、これから物語が動きはじめるはずなので、今後の展開に期待したい。特に第6章のタイトルが「天蓋の空(シェルタリング・スカイ)」なので、おおポール・ボウルズじゃん!!とテンションが上がっている。