執筆日記76

kenshiro
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今日は出かける予定だったが雨だったので断念した。家にいてダラダラ過ごし、立てたプロットのおさらいをした。もうそろそろ文章を書き出してもよさそう。

昨夜は『葬送のフリーレン』のアニメ最終回だった。原作は読んだことが無くて何も知らないままぼーっと見はじめて気がつくとハマっていた。劇伴と効果音が好みだった。

劇中で仲間の誕生日祝いにフリーレンが作っていたデカいハンバーグは、あれと同じものを平野レミが「きょうの料理」で作っているのを見たことがある。本当に。フライパンの上でタネを広げて焼くという作り方で、両面焼いたあと最後に生クリームとウスターソースとケチャップを混ぜて作る「レミグラスソース」で軽く煮詰めて完成という料理だった。私も一度作ったことがある。ソースが美味しかった。孫のために作っているレシピだそうで、たしかに子供向けの味だった。これだ。このレシピ。

ロコモコメガ丼 レシピ 平野 レミさん|みんなのきょうの料理 (kyounoryouri.jp)

それから、最終話で一級魔法使いのレルネンが師匠(ゼーリエ)に認めてもらいたいがためにフリーレンに戦いを挑んできたシーン。レルネンはフリーレンに相手にしてもらえなかったあとで、フリーレンから「ゼーリエはあなたのことを大事に思っているよ」という主旨の聞かされて、「(師匠もわたしもお互いに)不器用だ……」みたいなことを呟く。ここ、私は百歩譲って闇討ちはいいとしても、レルネンはその後フリーレンに闇討ちの非礼を詫びることがなかったので、こいつはなんて野郎だと腹が立ってしまった。たぶん自分の知っている天地がひっくり返っても絶対に謝らない人間の姿を重ね合わせてしまっているんだろう。

あとやっぱり私はヒンメルに魅力を感じない。新海誠作品の冒頭のモノローグみたいな過剰にエモーショナルなセリフ回しがとても苦手で引いてしまう。あと三回くらい乾燥機にかけたら私にはちょうどいい感じになりそう。

とはいえ、2クール27話、毎週見るのが楽しかった。今期のフリーレンとダンジョン飯は見ているとのんびりと歩いて旅をしたくなるような作品だった。4月からは『狼と香辛料』がはじまる。こちらも中世ヨーロッパを舞台とした行商人の話なので、見ているうちに旅をしたくなりそう。楽しみだ。

明日は誕生日なのだけど、熊本県知事選挙の投開票日でもある。私はもう期日前投票を済ませていて、投票した野党系の候補は自公推薦の候補者とぎりぎりのところで争っているらしい。相手は組織票があって、熊本はそれはそれは保守的なところなので、正直私は諦めている。でも政治に対する意思表示として選挙に行くのはとても大事なことなので、自分の行動が熊本の人に限らず他の人の投票に繋がればいいと思ってSNSでも選挙の話題に触れるし投票に行くようにしている。

さっき夕飯のあとに出かけたら雨が降ってきて、一応傘を持っていたので差したけど濡れてしまった。明日も雨とのこと。街の本屋に行きたいが、たぶん一日家にいるだろう。良い誕生日を迎えられたらいいと思う。