執筆日記61

kenshiro
·

今日は昼前に母が旅行に出発した。姉夫婦のいるマカオと香港に1週間ほど滞在する予定なのだそう。日本から色んなものを持ってくるよう頼まれていたらしく、スーツケースの中には「だしまろ酢」などがぎちぎちに詰め込まれていた。聞いた話では日本製のベーコン(ハムみたいなやつ)が1つ2000円するらしい。別にわざわざ日本製を買わなくても現地のお店で本物のベーコンを買ったほうがよくない?(売ってあるかどうかは知らないが)とか思ってしまうのだが、そういうことではなくて、とにかく物価が高いという話だ。日本製のものはなんでも高いらしい。

ついさっき母から父宛てに無事に香港の空港に到着して姉と合流したと知らせが届いたそう。母は15年ぶりくらいの海外旅行だったので、行く前にとても緊張していた。良い旅になるといいと思う。

今日は昼に机に向かって小説のプロットを作成していると、コタツから出てきた猫がひょいと出窓に飛び乗って、日差しを浴びながら午睡をはじめた。写真を撮ろうと携帯をかざしたところ、なんと家の塀の向こうから子供が顔を覗かせており、猫の様子を観察していた。びっくりして慌ててカメラを伏せて、さらになぜか私は姿が見られないように姿勢を低くして身を隠してしまった。何やってんだろうと思ったが、しばらくその体勢のまま読書をして過ごした。

夕飯はえのきと長芋のペペロンチーノを作った。長芋はいつも繊維を断ち切るように半月型に切っているのだけど、今日は繊維にそって縦に切るようにした。するとサクサクとした歯切れのいい食感になった。私はこちらのほうが好みだ。具体的に説明すると、円柱状の長芋(皮を剥いてある)をまず縦に半分に切って、それを端のほうから繊維にそって縦に薄く切っていく。切った長芋は長方形になる。茹でたパスタと和える2、3分くらい前にフライパンに入れて温めておく(そうでないと食べる時に冷たい)。美味しかったのでまた作りたい。ガラケーで撮った写真なので画質が良くないのだけどこんな感じ。右上に盛り付けてあるのはポテトサラダ。

えのきと長芋のペペロンチーノ。刻んだ細ねぎがかかっている。皿の右奥にはポテトサラダが盛り付けてある。

しかし、一人いないだけで家の中が普段と比べてとても静かだ。嫌味とかじゃなくて、一人の人間が普段出している生活音ってけっこうあるんだなと改めて実感している。