昨日の夜中から今朝の明け方まで映画見ていた。二本見て、二本目の途中で寝てしまった。そして今日は夕方まで眠っていた。
昨夜見た映画は『トゥモロー・ワールド』(2006)あらすじは、2027年の英国を舞台に、人類が生殖能力を失った世界で奇跡的に生まれた子供をめぐって繰り広げられる追走劇。長回しで撮影された臨場感のある映像とスリリングなストーリー展開に惹きこまれた。筋書きはロードムービーの形でシンプルなのだけど、長回し風に撮影される映像に臨場感と迫力があり、緩急のつけ方も上手で目が離せなかった。ストーリーと映像のバランスがよかったんじゃないかと思う。見ている途中で今作と同じようなカメラの回し方をしていた『フルスタリョフ、車を!』や『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の映像を思い出した。この手の作品は引き込まれるし面白いんだけど、そのぶんすごく疲れる。小説でいうと時間の経過に対して文章の量が多い作品みたいな感じだろうか。それから、作中にたびたび登場する犬猫牛鶏などの様々な動物たちの存在が印象的で、画面の緊張感を和らげる役割を担いつつも、主人公の道行の安全を示す守護者のようでもあった。無邪気な犬猫が出てくるとそれだけで癒された。
今作は暴力や事件の起こり方に特に理由や説明もなく、起きるから起きるという姿勢で描かれている。そこにリアリティがある。『小説のタクティクス』でそのことが言及されていたのがきっかけで、この映画を観たいと思っていた。近所のレンタルショップには在庫がなくてずっと見ることができずにいたのだけど、先日偶然アマプラに入っているのをり、昨日ようやく見ることができた。観てよかった。久しぶりにハードな映画を観た。最近は子供向けのものを見ることが多かったので。
執筆は相変わらずプロットを立てては崩してを繰り返しています。