これは私と仕事をする上での性格やキャリアについて何となくわかるために書かれた文章です。
この10年間、仕事の面ではその時自分自身が興味持てることを頼りに動いてる。寝るのなんて忘れてやりたいくらいの短期的な集中力があるのと、あと一度やりたいと思ったらずっと頭から離れない性格だし、割とすぐ行動してしまうので迷惑をかけながらもモチベーションは高いので任せて頂けてる。というのも興味がない仕事をすることが苦痛で続けられないからというのがある。ずっと同じ環境で保守とか開発を続けるのは厳しい。優秀な人が集まってるいい環境だとしても興味失ったら辞めるしかない。淡々と仕事を何年もこなせるような仕事人ではないことがわかった。とはいってもそれがないと誰かが困る!みたいな状況では割とどんな仕事もできるし、率先としてやってしまう。自分のやる気が発生して自分からやるのと、役割として振られる仕事の違いは自分の中でかなりある。
この10年でデザイナー→サーバーエンジニア→フロントエンドエンジニア→Unityエンジニア→テクニカルアーティストみたいに変わってきたけど、全部誰かに言われたんではなくその時心の底からやりたいと思ったことをやってる。こんな性格でもサイバーエージェントで7年働くことができたのは、単に無謀に職種を変えてるわけではなく、チャレンジすることを会社でサポートを受けながら、やれてるからだと思う。あまり技術スタックに拘りがなく、その時最適なモノで作りたいという趣向の方が強い。その辺が会社とマッチしてるんだろうか今のところは。
ジョブチェンジする際にも収入が下がったこともない。一度VTuberの業務がしたくてUnityエンジニアへの転向を転職で考えた時は現年収より100万は覚悟はしてたけど、異動で済んだので結局転職はしてない。無謀な転職とかはする気はなく、今までの経験がある程度活かせるようなコンバートができてることは恵まれている。でもあと5年若かったら無謀でも3Dアーティストを目指してたかもしれない。エンジニアからアーティスト職にチェンジするのは収入的にハードルがある。今は自分のことをエンジニアともアーティストとも思ってなくてフラットな状態なので、アイデンティティは行方不明。。
そんな中自分の軸は決まっていって、自分の性格上10年単位で興味を注げられるのは日常的に触れてるようなコンテンツに関わる仕事、どの分野にも応用できる仕事という2点ということがわかってきて、それが3DCGの周辺技術が当てはまり、自分の経験とスキルで今価値を出せる仕事がテクニカルアーティストということになってる。TAは業界的にも割とまだまだ新しい仕事でCGWORLDに取材して頂いたけど、なかなかなろうと思ってなるものではないような、レアなキャリアでもある。その中でもエンジニア出身のTAは希少でこの会社特有の環境から生まれたキャリアだと思う。CAでTAにコンバートしたのは全員元エンジニアだし、アーティスト出身のTAは転職などで外から入ってきた人たちが多い。
チーム内でもエンジニア経験があるのは自分だけなので、ツールを実装する際もどの程度口を出そうか試行錯誤する。アーティスト畑の人にあまりコードレビューで指摘するようなことは避けてて、自然と会話の中でオブジェクト指向とかクラスの設計とか意識してることを伝えたりはする。それでも最低限のソフトウェアの設計が出来るチームにしたいなという思いはあるのでその辺はやれることはやろうと思う。
自分が業務や個人で作るものはゲームでも映像会社でも使えるようなものなので、やれることは幅広いけど、自分の現在の専門性がエンジニア寄りなので、キャラモデルのシェーダーやリギングについて追求するともっとTAとしてやれる事が増えそうなので勉強したいなと思っているところ。この辺が今最もやりたいところ。
こんな短い文章で自分のとこを伝えるのは難しいけど一旦ここまで