気を狂わせていたい。
最近年末に瞬間的についたジャンルへの熱が、具体的になにかあったというわけではないけれど落ち着いてしまったので、ああ消費してしまったと思うなどしている。
強いて言うなら「既婚者子持ちの男が奥さん亡くしているいるとはいえ他の男にぐいぐい言い寄っている」という絵面がネット上で展開されるのにちょっと辟易してしまったんだと思う。わたしの中の倫理観が生理的に無理、と言っている。
それが主流になりつつあるので、嫌でも目に入るし、ちょっともういいかなって。わたしが見たいものと世間のマジョリティが見たいものにずれがあるようだ。じゃあそこで頑張らなくてもいいかなあとなってしまった。書きたい話はあったけど書けるかどうかは、テンションが今上がるかはわからない。
別に誰が悪いというわけではない。わたしの気が変わった、というだけ。
わー!すてきすてき!と無遠慮に触って、べたべたに手垢を付けてしまって、最初のころの輝きがわからなくなるということを、何度も繰り返してはあーあ、って言っている。自分のそういうところがいや。オタクくんさぁ。
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ジャンルを移動したいわけではないのだけど、新しいジャンルにはまったときの熱量と頭がいっぱいになる感じが恋しい。
新しいものには触っているのけど、頭がおかしくなるあの感じを長らく味わっていない。そうなるかなと思ったら前述みたいなことになったし。コンテンツを楽しんでいてもはまっているわけではない、という感じ。わたしははまりたいし発狂したいのだ。
経験上、こんなことを考えているときにはそういうジャンルに出会わない。そもそも、9年間同じジャンルの中でうろうろしている人間にそれを上回る出会いなど早々訪れないことを知っている。
気を狂わせていたい。正気で現実を生きていけない。