僕は俗に言うスバ友(VTuber大空スバルちゃんのファン)なんだけど、とりわけ彼女のゲーム実況が素晴らしすぎるのでここで考えをまとめておこうと思う。
僕はよく考えるのだけれど、ゲームを楽しむということはどういうことなんだろう(ここでいうゲームはコンピュータゲームを指している)。
それはインタラクションと当事者性に集約されると思っていて、ゲームの楽しみ方としてはプレイヤー自身の体験が最高峰だという持論がある。いや、あった。
しかし、スバルちゃんの配信を見ていると「これは自分自身でプレイするより面白いのではないか」というゲーム制作者(僕はゲームのアート領域を生業としている)としてある種恐怖に近い感情が湧き上がる。無料で楽しめるゲーム配信がゲームプレイより面白かったらおまんまの食い上げだからね。
しかし、しかしだ。
スバルちゃんのゲーム配信は本当におもしろい。彼女の言語化能力の高さやリスナーに対する気配り、感情の振れ幅など、特筆すべき要素は多くあるが、ゲーム的なフックをすべて拾っていくその姿は制作者冥利にも尽きるだろう(僕はダンガンロンパの制作には関わっていないけれど)。
そしてゲーム配信には「純粋なゲーム体験」に加えてリスナー同士がコメントで盛り上がるというコミュニティ的な面白さも追加されるし、一度目はコメント無しで、二周目はコメントありでなどの視聴者側でコントロールすることができる楽しみ方まであるという豪華さだ。
個として閉じているゲーム体験も素晴らしいが、ゲーム配信もおそるべきポテンシャルを持っている。
昨今のゲームを取り巻く環境はSNSやゲーム配信などを無視することはできない。ネガポジ含めて向き合う必要があるなとしみじみと思う。
追伸
龍が如くシリーズも最高です。